今日の文房具ブログは「手帳」考察の3日目です。「TODOリスト」について書いていきます。僕も社会人になってから、これを使う習慣を進化させてきました。そんな話も交えながらエピソードと考え方を紹介させていただきますね。
会社の上司から教えてもらったこと
会社に入社した時に、部門長が大学の先輩でした。先輩といっても年齢が30歳くらい違っていたので、親近感は全くありませんでした。最初の挨拶のときに、僕の卒業時の成績を見て絶句され、それ以来ほとんど口をきいてもらえませんでした。朝の挨拶をする程度でした。
ある日、休憩時間にタバコを吸っているところに偶然出くわしてしまい、何か彼の機嫌がよくなるような会話のネタはないものかと思案していたところ「君は、いつも会社に来る車の中で何をしているんだ?」と先制パンチのように聞かれてしまいました。
「朝ごはんを食べながら、音楽を聴いてます!」と、張り切って答えたところ「馬鹿か?」と言われました。そしてこんなことを言われたのです。「会社から一歩出たら、会社のことは全て忘れても良い。でも、来る時はずっと会社で何をするかを考えながら来い。」
僕は心の中で、そんなことを考えたら事故ったり、鬱になったりするんじゃないの?と、思いながら素直な性格だったので即刻実行したのです。そして、あれも、これもと思い浮かんでしまうので、会社についてすぐに「TODOメモ」を書き始めたのです。
その時に使っていたのが、このサインペンです。
めちゃめちゃ発色がよくて、書きやすかったんです。
仕事の役に立ったこの習慣
会社について自分のデスクに座ると、速攻で「TODOメモ」を書き始めます。まずは、昨日やりきれなかった事項を前日のメモを見ながら、今日に書き写します。そして、スケジュール帳を見ながら、今日やらなくてはならないことを順番に書いていくのです。
そのタスクが全部終わったら今日の仕事は終わりです。
でも、その頃は仕事が終わったところを見せると係長が「おまえ、余裕があるならこっちを手伝え!」と言って仕事が増えてしまうので、かなり忙しいふりをして、早く帰るタイミングを狙っていました。バブル期に入社したので、仕事で21時前に帰れることが少なかったのです。
この「TODOメモ」は、とても役に立ちました。まずは、やり残しがなくなりました。そして、自分にはこんなに仕事が残っているんだと周囲にアピール出来るようになりました。そして、それを使ってピンチになる前に周囲に相談出来るようになっていたのです。
さあ、戦略的TODOメモで進化しよう
ここで僕がタイトルに書いた「戦略的TODOメモ」の紹介を始めます。
「TODOメモ」なら、簡単ですよね。やるべきこととして思い浮かんだことを、どんどん書いていって、消し込みすればいいのですから。僕の「戦略的TODOメモ」は一味違います。
ここにはやるべきことではなく、思い浮かんだことを書いていくのです。例えばこんな感じ。
- 北海道に行きたいなぁ。
- うな丼大盛り食べたい。
- あの娘にメールして元気か確認したい。
- 最新のキャップレス万年筆買いたい。
- 古代エジプト展観に行きたい。 などなど、こんな感じ。
すべて実現させろとは言いませんが、この中から3つ取り出して実現のための第1歩を踏み出すのです。北海道に行きたいと思うなら行く理由を探すのです。イベントを探すのです。そして家族に「北海道に行ってくる」と宣言するのです。そして休暇届を出すのです。
こうやって自分を追い詰めながら進んでいけば、やれちゃうことが多いのです。面白いでしょ。通常の「TODOメモ」を書きながら、並行してこんなことを密かに企画している自分にも酔ってきちゃいますよ。お金のことは気にしない、気にしない(笑)
これをやると日常が少しずつ変わり始めます。そして、面白いように夢が叶うようになりますよ。是非、トライしてみてください。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。