- 発売記念キャンペーンに当選した森上くん
- トンボ鉛筆の新しい消しゴムの紹介です
- あこがれのトンボ鉛筆の消しゴムの歴史
- 新登場の消しゴム『MONO TOUGH(モノタフ)』
- スリーブ形状に秘密があります
- あわせて読んで欲しい僕の文房具ブログ
発売記念キャンペーンに当選した森上くん
先週の文房具朝食会@名古屋のイベントの中で、メンバーの森上くんが、トンボ鉛筆の新しい消しゴム『MONO TOUGH(モノタフ)』の発売記念キャンペーンに当選したそうです。商品が3個届いたので2個はお裾分けしてくれるとのことです。
僕たちは、いつも「ジャンケン」をして勝ち残った人がもらうという方式を取っています。「ジャンケン」が弱い僕は、毎回早々に敗退してしまいます。でも、今回の消しゴムについては欲しかったのか、最後まで残り、ゲットしました。
森上くん、ありがとう。遠慮なくいただきます。でも、帰り道に栗田商会に行ったら普通に販売していました(笑)それはそうとして、最近、文房具店での発売開始が報道日よりも、かなり早くなっているので驚かされます。あくまで目安なんでしょうね。
トンボ鉛筆の新しい消しゴムの紹介です
そんな感じで話題になったトンボ鉛筆の折れ、割れ、カケに強い新しい消しゴム『MONO TOUGH(モノタフ)』を紹介させていただきます。よろしくお付合い願います。今回の僕のブログでは、その歴史と消しゴムの構造的秘密にも迫ります。
どんどんアカデミックな文房具ブログに進化しておりますので、今後も期待してください(笑)
あこがれのトンボ鉛筆の消しゴムの歴史
遡ること50年以上前の1967年に、トンボ鉛筆は創立55年を記念して「MONO」のさらに高品質な最高級鉛筆「MONO100」を発売することになりました。MONOは「唯一の、比類なき」などを意味するギリシャ語「monos」が語源です。
そのネーミングは、同社が1949年から開始した芯改良プロジェクトにより生まれた、「1ミリ立方に80億個の粒子を持つ」革新的な芯を特徴付けるブランド名でした。僕たちも子供心に、このブランドの鉛筆に憧れたものです。
トンボ鉛筆が理想とする「書き味、強度、濃さ」を兼ね備えた商品が「MONO100」でした。 そして、消しゴムできれいに消せるという特長をより実感してもらうため、当時は珍しかったプラスチック消しゴムが1ダースに1個付けられたのです。
この消しゴムが、よく消えると評判になり「MONO消しゴム」の販売を希望する声が多く寄せられ、消しゴム単体で製品化することとなったのです。びっくりするくらいよく消えました。あの感動はなかなか忘れられませんね。
新登場の消しゴム『MONO TOUGH(モノタフ)』
現在流通しているMONO消しゴムでも、とても満足しているのですが、トンボ鉛筆の進化は止まらないようです。今回の開発のコンセプトはこの3点に絞られます。このコンセプトは業界全体の流れと言ってもいいでしょうね。
①折れ、割れ、カケに強いタフな消しゴム
②独自のスリーブ形状が消しゴムにかかる負担を分散
③矢印マークに指を置くことで消しゴムのしなりをサポート
従来のMONO消しゴムと消し比べてみると、よくわかりますが消しカスが細やかです。あきらかにプラスチック消しゴム本体の配合を変えていますね。細やかに軽く消すことが出来る配慮がされたと言っていいでしょう。
軽く消すことができる、だから本体のねじれが少ない、そしてスリーブ形状を工夫しているので本体に亀裂が入りにくい、これからの消しゴムはこれを満足させなければいけないんでしょう。
スリーブ形状に秘密があります
消しゴムは紙の上についた黒鉛と粘土成分をからめとって、鉛筆の字を消します。基本は、ゴムのように柔らかいものですので、強く消せば消すほど本体にたわみが出ます。要するにねじれるのです。このねじれがスリーブに当たって亀裂原因になります。
どうしたら亀裂が入らないようになるのか?スリーブの角の部分を逃してやることと、なるべくねじれないように使う時にそのねじれをなるべく小さくなるように押さえ込んでやることが大事だとわかったのです。
この矢印部分に指を置くことで、それが実現するのです。ついつい忘れちゃいそうですけどね。サクラクレパスの「アーチ」の出現が先駆けになったんではないかと、勝手に考えております。これからはこんなスリーブがスタンダードになりますね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。読者のみなさんに感謝です。