- 「指矩(さしがね)」って、何に使うんだろう?
- その「さしがね」について解説いたします
- 定規とものさしの違いを明確にしておこう
- 本題の、どうやって使うのかという課題です
- あわせて読んで欲しい僕の文房具ブログ
「指矩(さしがね)」って、何に使うんだろう?
とある文房具屋さんで「指矩(さしがね)」を見つけました。最近の文房具は恐ろしい勢いで進化しているので、色々な道具が小さくなって登場しています。これも、その一端の文房具であろうと思ったので、とりあえず購入してきました。
この直角に曲がった定規を「指矩(さしがね)」と呼んでいいものかどうかもよくわからないのです。よく時代劇の中で、この悪事は奴のさしがねか?」みたいな台詞が出てくるので間違いないとは思いますが、合っているんでしょうかね?
辞書を引くと「差し金」という表記の方が一般的になってきているみたいですね。今日は、せっかく購入してきたこの文房具で遊んでみたいと思います。現代でどんな使い方が出来るのか、それとも出来ないのかを検証していきます。
そして、これを購入した僕はどうやってこの定規を使うのか考えます。
非常にペンケースに収納しにくいので、そこだけがちょっと悩みの種です。
その「さしがね」について解説いたします
参考文献をベースに僕が解説していきますね。
「指矩(さしがね)は工具の一種です。もちろん、前述の通り「差し金」とも表記します。僕のじいちゃんは「さし」と呼んでおりました。一部の地域や組織では、この通称が通じるところもあるはずです。
ステンレスや鋼、真鍮などの金属で出来ており、横には目盛りもついているものが一般的です。僕の購入した文房具のものでさえ、目盛りがついているくらいです。
材木などの長さや直角を測ったり、勾配を出したりするのに使われるそうです。僕は一度も使った経験がないのでわかりませんけど、柱などをカンナで削って直角が出ているのか検証するんでしょう。
L字型をしており、両方の辺(長手と短手(妻手))に目盛りがついてますね。また、内側にも目盛りがあるんです。柱の寸法や角度を測るのに良い道具ですね。
また、表に出ずに他人をそそのかして何かをさせることを「さしがね」というという内容のことを書きました。これはここで言う指矩のことではなく、お芝居で使う小道具の一種なんだそうです。竿の先に針金をつけ、蝶やネズミ、人だまなどを舞台の裏から動かすもののことであり、そこから転じた用法だそうです。ただし、大工の親方が指示を出すのに指矩を使って人や物を差していたからという説もあるんですよ。面白いですね。
(参考文献:ウィキペディア)
定規とものさしの違いを明確にしておこう
文具王:高畑正幸さんの『文房具語辞典』を読んでいると、本当にためになります。こんな素敵な本を、このタイミングで出版されたことに感謝しないといけないですね。高畑さん、ありがとうございます。
基本的には、文房具のことしか書いてないので、一般人には、関係ない辞典なのかも知れないです。でも、全国に何万人も生息すると言われている文房具好きには貴重な情報源です。その中のコラムで定規とものさしについても触れられてみえました。
この解説からすると、今回僕の購入したものは「ものさし」です。でも多分に「定規」としても使えますね。そしてさらには角度の確認にも使えます。「君のこの部分は直角が出てないよ」とか急に指摘されても困るでしょうけどね。
とりあえず、エビデンスの意味を込めて文具王の動画をみてくださいね。
- 【定規】直線や曲線を引くときに使う。
- 【物差し】物の長さを測るときに使う。
文具王の動画を見るとウンチクも入っていて面白いです。こんなまとめでいいかな?文具王の『文房具語辞典』が欲しい方は、こちらから買えます。
本題の、どうやって使うのかという課題です
この「ものさし」一体、どうやって使うんでしょうか?結論としては、文房具としては使いにくいです。何かの話のネタになるかもしれないですから、デスクの中に忍ばせてはおきますが、通常使いの文房具に昇格するとは思えません。
でも、製造メーカーは「シンワ」さん、ブランド品でした。
もう少しデスクの上で遊ばせながら、使い道を考えていきますね。隙間に入ってしまったものを取るのに使えそうな気がします(笑)
こちら『文房具屋さん大賞2020』も絶賛発売中です。
僕もコメンテーターとして掲載されてますので
是非、買ってください!濃厚文房具本ですよ〜。
最後まで読んでくださってありがとうございます。読者の方に感謝です。