ご縁がありまして、『お金借りるトリセツ』というサイトに寄稿させていただきました。投資をテーマにして、とても新鮮な気持ちで原稿を書くことが出来ました。その内容をブログに落とさせていただきますね。いつもの僕のブログとは違った視線で書いてますので読んでください。それでは、昨日の続きを始めます。
(以下、寄稿文の引用です)
投資して良かった3つの文房具
それでは僕が投資して良かったと思える文房具を3つセレクトして、その内容を説明させていただきます。文房具の購入が「投資」であると言い切る僕の考え方と実践を理解いただけるはずです。それでは、僕が良かったと思えるベスト3を紹介しますね。
人生を変えた万年筆「オペラ ブルーベリー」
美しさだけに魅せられてヴィスコンティというイタリアのメーカーの「オペラ ブルーベリー」を購入しました。『趣味の文具箱』という文房具雑誌で見た瞬間に、世の中にこれほど美しい万年筆があるのかと驚いたと同時に、こんな万年筆で字が書けたらどんなに素敵だろうと考えました。
金額は7万3500円でした。筆記具にこんな大金を出すなんて、それまでの自分には考えられませんでしたが、この万年筆を手に入れたら何か変わるのではないかと思ったのです。その直感は当たり、この万年筆を買ってから大きく人生が変わりました。
この万年筆はインクで流れるように文字を書けるので、思考を妨げずにアウトプットできる凄さを味わいました。そのおかけで、お金の使い方に対する概念が変わり、何にどうやってお金を使っていくかを考えるようになりました。
すべてが超一流の電卓「カシオ S100」
素晴らしい逸品だと先輩から聞いていたものの、高額でなかなか手が出なかったカシオプレミアム電卓「S100」の話です。最近は電卓を使う機会も減り、会社から支給されている数千円の電卓やスマホの電卓機能で十分だと思っていましたが、先日思い切って購入しました。
「S100」はカシオの山形工場で職人さんの手作りで生産される約3万円の超高級電卓です。最初は価格がゼロひとつ多いんじゃないかと思ったくらいですが、使いだしてみると、画面の見やすさ、キータッチ、アルミボデーの本体、何をとっても超一流です。
まさか3万円もする電卓を自分が買うことすら予想しなかったのですが、この電卓のキーに触れるたびにユーザーへの一流の配慮を感じたので購入を決めました。今まで触った電卓のどんなキーよりもエクセレントです。自分のすぐそばに超一流があるって幸せなことですよね。
お金を出して一流に触れることが、自分磨きにとても役に立ちます。ずっと同じ世界にいては気がつかない感性があるからなのです。その感性は必ず自分に返ってきます。つまり、必ずリターンがあるのです。勉強したり読書したりするのと同じなのです。
相手の心を瞬間的につかめる「自分名刺」
名刺は文房具なのか?といわれると微妙ですが、文具であると言っても良いと思ってます。文房具と文具の違いについては、僕の文房具ブログで詳しく説明しています。
「自分名刺」とは会社の肩書きを相手に知らせる「会社名刺」の反対で、プライベートな自分がどんな人物かを相手に知らせるものです。僕はこれまで文房具好きがわかる自分名刺を何十種類も作成してきました。そしてお会い出来た方には必ずこの名刺を渡して挨拶したのです。効果は抜群でした。
「とっても文房具がお好きなんですね」渡された相手は大抵こういう反応をしてくれます。会社名刺しか持っていないと、まず自分が所属する会社の説明になってしまうので、 プライベートでは面倒なのです。
僕には自分が一体何者で、何がしたくて、貴方に会いに来たのかを一瞬で伝えなくてはならない局面が多いのですが、その前提条件を「自分名刺」が説明してくれます。そして、名刺が相手の心をつかんでくれ、相手はこんな「投資」をしている奴は信用してもいいんじゃないかと心を許してくれるのです。
このように文房具への投資が自己研鑽や人間関係の良化につながるのです。「神は細部に宿る」というドイツのモダニズム建築家のミース・ファンデル・ローエの仕事上での標語を耳にしたことのある方も多いと思います。文房具にまでこだわってこそ、人生の本質的な部分が決まってくるのです。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
以上で、2日間に渡った僕の寄稿紹介を終わります。お付合いくださって感謝です。