ペンズアレイタケウチさんの店内で遊んでいましたところ、素敵な香典袋が売られていました。でも、よく見ると「御香典、御仏前、御霊前」と3種類あるみたいです。僕は御香典で通してきましたが、一体どう使い分けるんでしょうか?
基本は、御香典でいいんじゃないの?
「香典袋(こうでんぶくろ)」と総称して呼んでいましたが、葬儀に参列する際に持って行くのに「御香典・御仏前・御霊前」という呼び方がありますよね。せっかくの良い機会なので、ここのところを調べてみました。一体、どんな風に使い分けたら良かったんでしょうか?
まずは、言葉の意味から勉強していきましょう。
「御香典(おこうでん)」これは故人に対して線香や花の代わりに金品をお供えするときに使います。典は略字ですので気を付けましょう。正式には奠です。香は線香のことを指して、奠はお供え物という意味です。僕はいつも線香も持っていっていたので、ダブってましたけど良かったのかな?
「御霊前(ごれいぜん)」は、故人の御霊にお供えする金品を指します。香典のひとつです。仏教では四十九日法要が過ぎたら「御仏前」、その前なら御霊前を使うとされています。ここさえ押さえていれば、たいてい何とかなりそうですね。
「御仏前(ごぶつぜん)」は、故人が成仏して仏様になったとして、そこに供える金品のことです。お供え物の表書きのひとつです。仏は略字で、正式には佛を使います。ここは、宗教の違いによる使い分けになっているみたいです。
御香典は急な葬儀の補助金的な役割という意味ももっています。この法要のために使う線香や花の支払い代金の一部にしてくださいという意味もこもっていますから、そういうつもりで持参すると良いかもしれないですね。
薄墨(うすずみ)で書くことの必要性
御香典などはよく薄墨(うすずみ)で書くとされています。通常の黒い毛筆用の墨ではなく、水で薄めてあるかのような薄さの墨です。どうして、薄墨を使うのか。それにはどんな理由があるのかを、ここで紹介しておきますね。
昔の人たちは墨をすって水に溶かして使っていました。(←知らない人もいるかも)
この水の中に涙が混ざって薄くなってしまったことを表現したという説と、ゆっくり墨をすっている暇もなくこの場に駆けつけてきたのですよというアピール説があります。どちらも本当のように思えますね。
今ではこの薄墨のことを知っている人もいないので、消えていく習慣かもしれないです。現代では、お通夜くらいにつかうくらいが良いでしょうね。
一体、いくら包めばいいのか?
ここが一番問題ですよね。僕もイマイチわかりません。親戚の時には、親父に電話していくらくらい包んだらいいのか確認してからにしています。田舎には田舎の相場がありますから、そこを崩してはいけませんからね。
僕は、3千円か5千円か1万円を包みます。
知り合いなら3千円、もう少し深い知り合いなら5千円、お世話になった人なら一万円です。世の中のお通夜の香典相場というのもこんなところみたいです。
- 上司・・・5千円から1万円
- 同僚・・・5千円から1万円
- 友人・・・1万円から3万円
- 親戚・・・3万円から5万円
まあ、あくまで目安ですから気持ちを包んでおきましょう。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方々に感謝です。