今年も残すところあと2日になりました。2020年は皆さんにとってどんな一年でしたか?今年の総括をしながら、来年も楽しい年になるようにしっかりと計画しましょうね。僕は時間の進行を止めて、出来る限りたくさんの新しい経験をすることを目標にします。
- 何となく引っかかること5つに挑む!
- 文具と文房具の違いをはっきりさせたい!
- ダースって何?鉛筆を12本単位で売る意味あるの?
- ゼムクリップの「ゼム」って何?
- ダブルクリップの「ダブル」って何?
- あわせて読んで欲しい僕の文房具ブログ
何となく引っかかること5つに挑む!
僕はブログを書き始めた時に、この「何となく引っかかること」を解明していくことに情熱を燃やしていました。文房具と文具の違いは何だろう?ダースって、どうして12本?ゼムクリップのゼムって何?こんなことをコツコツ調べ上げて読者の方に提供して喜ばれていました。
もちろん、そんなことで喜んでくれるのは文房具好きの一部の方々であることは重々承知しています。でも。そんなささやかな喜びを共有してブログという媒体の中で一体感を持つことが、僕の「生きがい」みたいなものだったのです。ブロガー魂というやつでしょうか(笑)。
今年の記事を繰り返し読んでみると、そんな熱い気持ちが薄れていってしまっているように感じました。2021年は、もう少し人間臭さを出して、スマートではなくても良いので、読んでくださる方との共感を意識した文章にしていこうと思います。よろしくお付合いくださいね。
それでは、何となく引っかかることに挑んできた振り返りをします。
文具と文房具の違いをはっきりさせたい!
文房具屋さんの看板に文具と書いてあったり、コラムに文具と文房具という言葉が適当に使われたりしていて、僕なりにストレスを感じていました。普通の人からみたらどうでも良いことかも知れないですが、綺麗に正しく使っていきたいし、そういう世界に住みたかったのです。
そんな思いを込めて2015年3月に書いたこのブログ記事は、時々リニューアルして、今も書き続けています。もう何十回も書いたような気がします。僕の影響力くらいでは世界は変わらないけれど、変えようとする気持ちとパワーが大事だと信じてこれからもコツコツやります。
文房具は、文房(書斎)において最も重要な、筆・墨・硯・紙のことです。それに対して、文具は、書斎における必需品の総称です。もともとの語源は、文房具は筆・墨・硯・紙の4点だけを指し、もっと広い範囲をカバーする言葉が文具のようです。なるほどねって感じです。
ダースって何?鉛筆を12本単位で売る意味あるの?
若かったせいか、とても挑戦的なタイトルです。意味あるの?とか言われると「お前、喧嘩売ってるのか?」と言われちゃいそうですが、12本単位で売られている鉛筆にとても不思議な気分で見ていたので、こんなことを書いてしまいました。本当に申し訳ありませんです。
鉛筆は元々輸入品だったそうです。明治の頃には、主にドイツやイギリスから輸入していましたが、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、両国では12進法が使われていたのです。12進法は1から12までの数字を1つの単位として12になったら1つ上の位に上がる表記法です。
そういわれてみれば、他にも12進法を使うものがありますよね。ビールも時計の表示もそうです。日本は昔から自分の両手の指(5本+5本の計10本)から10進法が基本でしたが、鉛筆は輸入国の12進法での数え方によってダーズ(12)を単位としてため、その名残なのです。
ゼムクリップの「ゼム」って何?
近所に住んでいたおじいさんが、クリップのことを「ゼム」と呼んでました。「ゼムで止めておけば良いだろ?」とか「ゼムを5個くらい持って来てくれ」みたいな会話です。でも、確かおばあさんもそんな呼び方をしていた記憶があります。そもそも、ゼムって何なんでしょう?
結論は、会社名でした。イギリスで1890年頃にゼム・マニュファクチュアリング・カンパニー(The Gem Manufacturing Company)が発明したというのが通説のようです。そのゼム社のゼムが「ゼムクリップ」となったのです。こんな説明をしてもらえると、分かりやすいですね。
一般的に使われている細長い長円形のクリップは特許が取得されておらず、誰が発明者かはっきりしていないそうです。でも、このゼム社の痕跡は残っているので、この言葉が使われたみたいですね。スウェーデン語では全てクリップの総称をゼム(gem)と呼んでいるらしいです。
ダブルクリップの「ダブル」って何?
ダブルって聞くと、シングルがあるのか?と、思ってしまいます。どう見てもダブルになっているようには見えないこのダブルクリップのどこが「ダブル」なのかを調べてみました。僕が思い描いていた答えとは全く違っていたので、この記事も思い出深いものになりました。
このクリップの持ち手を折りたたんで横から見るとアルファベットのWの形をしています。このW(ダブリュ)がダブルと変化したものらしいんです。確かに気がつかなかったですが、アルファベットのWに見えなくないです。でも、苦しいと思います(笑)。
さらに使い方として、表題札・インデックスとして利用するために文字の記入ができるように既に考えられています。現在販売されているダブルクリップと機構がほとんど変わっていないのもすごいことですね。ロングセラーの文房具には洗練された歴史があるんですよね。
いかがでしたでしょうか?楽しんでいただけましたか?来年は、このあたりを深堀しながらブログ運営をしていこうと思います。あと何年続けるか未定ではありますが、元気なうちは続けますので、じゃんじゃんネタを仕込んでおきますね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。