こんな突飛なネーミングでも文房具ユーザーに受け入れてもらえるのだろうか?にわかに信じがたいのですが、こういうのが意外に受けちゃったりする時代なのかもしれないです。今日はキングジムさんの『フタマタフセン』を紹介します。
フタマタって、良いんだろうか?
最近使わなくなりましたが、ふたまた(二股)とは、二人の恋人と同時交際すること言います。または様々な事象で、対立する二つの勢力の両方に味方するような場合に、この言葉が使われます。良い意味で使われることはないので悪いイメージの言葉として定着しています。
日本の戦国時代末期、かの有名な独眼竜:伊達政宗が「二股膏薬」(右足の股にも左足の股にもいつの間にかついている貼り薬。風見鶏と同様の意味)と、揶揄されていました。本来はこちらの意味が主流だったそうです。相手を卑下する言葉であるのは変わってないですね。
こんな語源を持つふたまたという言葉を堂々と文房具の名前につけてしまうキングジムさんがすごいのかもしれないです。でも、僕はこの文房具の売れ行きに注目したいです。そしてブレイクした暁にはネーミング秘話を公開していただきたいものです。お願いします!
「フタマタフセン」商品紹介です
株式会社キングジムさんは、先端がフタマタに分かれて自立する付箋「フタマタフセン」「フタマタフセン イラストタイプ」を、2021年2月5日(金)より発売します。初年度販売目標数量は22万冊です。発売はもう少し先なのですが、みなさんお楽しみにしててくださいね。
確かに片側が折れて立つフセンはありましたが、フタマタになっているタイプは記憶にないです。ちょっと厚めになるだろうから、ノートや手帳をたたんだ時に邪魔にならないのかな?心配ですが、そういうところは十分に実証実験済みでしょうから心配しないようにしますね、
では詳細説明に入っていきましょう。
当たり前のことを言いますが、この「フタマタフセン」シリーズは、接着面がフタマタに分かれている付箋です。ですから、このネーミングなのです。でも、このフタマタ部分を活かして楽しい使い方や便利な使い方が出来るのではないかと思って期待しています。
簡単に説明しますと、ミシン目に沿って半分に折ると先端が二つに開いた状態になり、しっかりと自立します。平面はもちろん、接着面がフタマタに分かれていることで、パソコンのモニターの縁やデスクの角など立体的な場所にもしっかりと貼ることが出来ちゃうのです。
ラインアップは無地で使いやすいスタンダードな「フタマタフセン」と、動物柄がかわいい「フタマタフセン イラストタイプ」の2種類があります。最初はスタンダードタイプでお試しください。上級レベルの使い方が出来るようになったらイラストタイプですね。
サイズはS、M、Lの3サイズがあります。カラーは黄色と水色の2色です。イラストタイプは表には動物の正面の姿、裏には後ろ姿が描かれており、両面でかわいらしいデザインです。M、Lの2サイズで、各サイズ8柄の計16種類です。吹き出しをつけて使うと良いでしょうね。
確かにインディックスに丈夫で便利で良いかも知れないですね。このマイナスイメージのネーミングを吹き飛ばすだけの力がこの「フタマタフセン」にあることを願うだけなのです。あなたのニックネームが「フタマタフセン」ということにならないように気をつけてくださいね。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方に感謝します。