『親子のためのメモの取り方講座』に登壇してまいりました。お招きいただきました一宮プロジェクトの「りぶらぼ」さん、ありがとうございます。感謝です。とても僕自身に学びの多い講座でしたので振り返っておきます。
『親子のためのメモ取り講座』を開催しました
文房具友達の福岡さんから「メモ取り講座出来ますか?」という、直球オファーがありました。もちろん僕は「出来ますよ。やらせてください!」とその場で返事しました。条件なんて後回し、そもそもやったことないんですけど即答です。
福岡さんは「りぶらぼ」という一宮応援プロジェクトを運営しているスタッフさんです。行動力が抜群で、僕は彼女に頼まれることは嫌といわないようにしています。全然外れる事がないので安心して乗車チケットを買えるのです。
さらには、この夏休み前に舞い込んでくる話は絶対間違いなしです。結局は自分の成長の糧になることが多いので即決です。迷っていると幸せの天使の前髪は掴めませんからね。いいですか、みなさんもう一度言いますよ。即断即決です。
そうするためには直観力を日々磨かなくてはいけません。人生はその瞬間が決断の連続です。自分の選んだランチメニューが美味しかったのか、選んだ言葉は最適だったのか、そして選んだ方法は効率的だったのか振り返りながらそれを磨いていきましょう。
スマートに生きていけなくてもいいけど、そこは一番大事なことのひとつだと思います。という長めの前置きをしながら、『親子のためのメモの取り方講座』に登壇してまいりました。その時の講義内容と僕が感じたことを書いておきますね。
なんと工場見学の「おまけ」つきです
このオファーがあったときに福岡さんが「織物工場の工場見学も付いてきますよ。」という、とても魅力的な「おまけ」をチラつかせて来ました。これはますます断るわけにはいきません。だって、僕は工場見学大好き星人なのですから。
世の中の生き残っている工場は、生産技術の英知の結集であります。ここは間違いありません。どうやって、早く、安く、正確に製造して、お客さんに品質と価格で最高のものを提供し、信頼を勝ち取って、生き残っていくかが製造業です。
それがリアルに見る事が出来るんですよ。こんな幸せなことはありません。もしかしたら、お金をどれだけ積んでも2度と経験できないことになるやもしれないです。このチャンスを逃さないように頑張って記憶に残したいと思いました。
今回、お邪魔したのは「木玉毛織株式会社」さん
最初からスタッフさんが集まってきて、この三角屋根の構造や秘密についてセッションが始まりました。僕は放射音効果による減音効果を狙ったものではないのか?と主張しましたが、彦坂さんは直接日光が差し込むことなく品質の安定を狙ったものとしていました。
どっちも合っているような、合ってないような・・・
そうだ、これこそ調べてみましょう。Wikipediaで調べると、彦坂説が有力です。自分の言葉に置き換えながら説明を入れておきますね。
のこぎり屋根工場の発祥はイギリスです。さすが産業革命が始まったお国ですね。この当時、1820年代後半から30年代にかけて動力織機が設置されたと同時期に出現しました。
それから約60年後の1883年(明治16年)に日本でも作られ始めました。大阪紡績三軒屋工場がイギリス帰りの技術者の山邉丈夫の指導で建てられたのが始まりといわれています。
この屋根の形を持つ工場の特徴は、屋根の鋸の刃の短辺に当る部分に大きな採光面を取るために、工場内部が奥まで明るくすることが出来ます。だから、各地の紡績・撚糸・織布・染色・修整などの繊維産業の工場で広く採用されています。均一な品質を保つための明るいことが必要だったのです。
上部採光面のほとんどを北向きに取り付けてあるのは、工場内への直射日光の差し込みを抑え、間接光のため日中の光量の変化が少ない安定した一定の光源が得るのが、主な理由であります。そのため、布の柄や繊維の組織、色合わせや色の組合せを見るのに適した建物であったのです。上部採光面が南向きなら日差しの角度が変化し、織物が日に焼ける心配もある。
わかりましたか?これはノコギリ屋根の一般的な秘密です。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方々に感謝です。
明日からは、講義の内容に触れていきますね。