8月7日に、一宮市市政100周年チャレンジ事業「138 ART BOOK PROJECT」に協力させていただきました。そこで僕が登壇しました『親子のためのメモの取り方講座』の内容を解説していきます。3回くらいでまとめたいです。是非とも、お付き合いくださいね。
そもそも、メモって何だろう?
「メモ」の語源は諸説あります。今では、2つの説が有力とされています。ひとつめは「メモリー(memory)」まさしく、記憶という言葉からきているという説。今回の講座では、こちらで説明させていただきました。
親しみやすいし、分かりやすいということで、幅広い世代に受け入れてもらえるストーリーであると思ったからです。記憶するために、見たこと、聞いたことを、手帳に書いておく。この動作ともイメージがつながりやすいですからね。
もうひとつの説が、備忘録(memorandum)の略語というもの。もともと、ラテン語のこの言葉が英語圏内でもそもままの綴りで定着したのです。英語では「note」という言葉のほうが、自分のために書き留めておく意味合いが強いみたいです。
こんな語源を持つ「メモ」。今回は、『親子のためのメモの取り方講座』ということで、メモの取り方をレッスンしていきます。考える時間を多めにいただけたので、進め方を推敲する時間を持てました。自分自身、勉強になりました。
僕の中でこの講座に対してのキーワードは「親子」「簡単」「後で使える」この3つに絞りました。僕の持論ですが、家庭内教育はとても大事だと思います。決めたテーマを家庭内で深く話し合えるようにしたいですね。家族関係の理想です。
ちょっと量が多くなりそうなので、数回に分けてお送ります。
「メモ」の取り方、自分に合った方法を見つけよう!
それでは、『親子のためのメモの取り方講座』を解説しておきます。リアルに参加してくださったご家族にはレジュメをお渡ししました。それをベースにしてメモの取り方をじっくり家族で考えてみると良いと思いますよ。
この類の本はたくさん出ていますから、図書館で借りられるだけ借りてきて、パラパラと読みながら自分なりのメモ取りスタイルを決めて、それをリニューアルしつつ確立させていくと、自分にマッチした良いものになっていきます。
いきなり、完璧を求めるのではなく、完璧とは一定の距離を取りながら考え続けていくと良いものに仕上がるし、長く続けることが出来ると思います。こういうスタンスは上手くいかなかった時の、立ち直りの早さにつながります。
メモの取り方5つのポイント
「メモ」の取り方ポイントは、この5つです。
- 「忘れるため」「忘れないため」を目的として使い分ける。
- 検索性を工夫しよう(時系列とイラストが有効)
- 余白を意識的に作り出して、後で書き込みしてみよう。
- 何度も読み返しできるように、何でも1冊にまとめよう。
- メモを書いたら、それを使って相談できるレベルが目標。
この5つのポイントを押さえて「メモ」を取っていきましょう。事前準備必須です。
有効なメモの取り方「事前に書いておく」
よく使われる手法で一番有効だと思われるのが「事前に書いておく」です。これは、伝言メモなどに採用されてよく目にしますよね。伝言メモは、日時・相手・用件など必要最低限のことだけ書き込んだりチェックを入れたりすれば済むようになってます。
こんなタイプのものです。これを自分で作ってしまえば良いのです。この帳票を見ていただければわかるように変化点だけ書いていくようになってます。このように最初から書くとわかっているものは、事前に書いておくのです。
例えば工場見学に行く前に、ネットなどで仮想工場見学をやってみるのです。自分でポイントを作って、ここでは何が聞きたいか、ここでは何をよく見たいかなど想定して、それが書けるようにしておきます。これが出来るようになると質問に困りません。
この工場見学する会社の沿革、ポリシー、事業内容などは事前に書けますよね?
僕は前の方の席に座るようにしているので、予期せぬタイミングで意見を求められることがあります。でも、この事前準備をしていれば大丈夫。肝の据わった受け答えが出来ますよ。これは、どの舞台でも同じ事がいえるので使ってみてください。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方々に感謝です。
では、また明日に続きます。