友人からの緊急依頼が届きました
お疲れ様です。夜分遅くにすいません。元上司が常務に昇格し、ボールペンを送りたく、2万円で名前を入れたいのです。2週間では無理ですか?教えていただきたく宜しくお願いします。また、お勧めのメーカーありますか?ご指導お願いします。急にすいません。
昔の仕事仲間から、夜中にこんなLINEのメッセージが入ってきました。筆記具には名前入りで贈ることが彼のステータスみたいなんですが、特にこだわらなくても良いのになぁと思っていましたので、早速希望に合ったボールペンを探してみました。
ペンズアレイタケウチさんに行って「GM!こんなオーダーが来たけど、どうするの?」と、いつの間にが彼女の問題にすり替えつつ、一緒にこの贈り物を何にするか考えてみましたところ、ぴったりのモノを見つけたので紹介しますね。
選んだのは『ヴィスコンティ レンブラント』
友人の依頼文から勝手にイメージすると、なんとなく恰幅が良くて、キレのある仕事をして、責任感が強く、信頼できる決断をしてくれる頼りになる上司。こんな人だと思われます。それならば、この筆記具でクールに決裁書にサインして欲しいのです。
そこでセレクトしたボールペンは、こちらです。『ヴィスコンティ レンブラント』実に良い感じでしょ?国産のブランドにはないデザインと色合い。僕も、こんな筆記具で上司にサインしてもらいたいです。もし、僕が昇格したら是非これを贈ってください。
やっぱりイタリアのペンはおしゃれですね。最初は派手過ぎるんではないかと思っていても、使っているうちにしっくりとくるんです。存在感も抜群ですし、国産のしなやかさとは違った風格を長く楽しめるはずです。自分にもご褒美でいかがでしょうか?
ヴィスコンティの歴史です
僕の中でも、ペンズアレイタケウチさんのGMの中でも「ヴィスコンティ」なのですが、ネットで検索しても「ビスコンティ」で引っかかるものばかりですね。どちらが正しいのでしょうか?だって、「V」で始まりますよね「B」ではなくて。
という、もやもやを引きずりつつ歴史に入っていきます。
ビスコンティは1988年、二人の万年筆収集家ダンテ・デル・ベッキオとルイージ・ポリにより設立されました。
イタリア、フィレンツェに残る13世紀の王城に拠点を構えた彼らの命題は、1920~1950年代の万年筆黄金時代の再現でした。ただ単にデザインを復活するのではなく、現代では忘れ去られた古い素材(30年代のセルロイド)の生産から始まり、昔ながらの手法(完全なるハンドメイド)で万年筆を作り上げることを目指したのです。
そして、機能面では当時多くのメーカーが競い合ったように斬新な吸入方式を開発することが目標でした。ビスコンティは新しいインク吸入方式を開発しました。パワーフィラーと呼ばれるその方式は簡単にインクを吸入でき、しかもカートリッジインク6本分の容量を可能にしています。
(ペンハウスさんの紹介を引用しております)
僕もこのブランドの万年筆を持っていますが、重くて重心が後ろで漢字を書くのにはあまる向いていないように思いますが、万年筆黄金時代を彷彿させるデザインはしびれます。このブランドの虜になった人は数知れないはずですよ。
いかがでしたでしょうか?2万円で買える豪華な昇格祝いボールペンです。こういう相談ならいつでもどこでも乗りますので、気軽にご相談ください。僕にとっても勉強になるし、ブログのネタになって嬉しいです。今後もよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。感謝します。以下の、あわせて読んでいただきたい僕の文房具ブログ記事も筆記具プレゼントに役に立つはずですので、是非読んで見てください。