今年の万年筆は『トロピカルターコイズ』
ふらりと行きつけの文房具店:ペンズアレイタケウチさんに行ったら、とても素敵な色合いのキャップレス万年筆が入荷されてきていました。「これは何本入るの?」とGMに聞いてみると、「うちには3本しか入らないんです」との返事でした。
よくよく聞いてみると、今年のパイロットの限定万年筆で、世界で2019本、国内は280本しかないとのことです。大部分はアメリカに流れていってしまうそうです。アメリカ人は合理性とメカニカルを好むので、キャップレスはよく売れるんだそうです。
その名も『トロピカルターコイズ』トロピカルな感じは僕にはしませんが、深いターコイズブルーが何とも胸に響いてきて、お金も持っていないのに購入してしまいました。¥18,000+税です。つまり、¥19,800です。2万円だして¥200おつりです。
この3本は、ほぼ身内で買い占めました
僕が購入して試し書き机で撮影したり、SNSで仲間に自慢したりしていたところ、そっと後ろから忍び寄る影がありました。それは、文房具朝食会@名古屋のメンバーの末本君でした。「僕もトロピカルターコイズ買いに来ました!」とのことです。
おお、3本しかないのに・・・そういえば、岡崎在住の文房具仲間黒田君も欲しいと言っていたなぁ「仕事中だろうけど電話するか!」と思いましたが、とりあえずメールだけしておきました。彼もその日のうちに購入したそうです。機動力抜群です。
3本しか入ってこなかったのでシリアルナンバーの連番で持つことになりました。おじさん、3人でなにやってるの?という感じます(笑)でも、2019年の良い思い出になりました。こういうストーリー大事にしたいものですね。
キャップレス万年筆は、とにかく便利です
万年筆を使いたいと思っている人はたくさんいらっしゃると思います。ただ、なかなか敷居が高くて、その世界に入っていけない人もたくさんいると思います。そんな方達の問題を一気に解決してくれるのが『キャップレス万年筆』です。
最初、ちょっとだけ持ちにくいのですが、すぐに慣れます。そして、キャップレス万年筆なしではいられないくらいにハマります。僕がそうでした。とにかく便利で機動力抜群の、この筆記具で是非人生を楽しんでください。
やはり僕たち、書かずにはいられないのです。コツコツ書いて埋まっていくスケジュールやノートの余白を見るたびに充実感が生まれていて、心豊かに進んで行けるものなのです。この気持ち、文房具好きでなくてもわかりますよね。
僕がキャップレス万年筆が好きな理由
僕はちょっとマニアっぽいところがあるので、普通の人と好きなポイントが違うかも知れませんが、チャレンジ精神旺盛なので公開してしまいます。以下に書く3点が僕がキャップレス万年筆が好きな理由です。引かないでくださいね。
- キャップの閉め忘れがないので、ペン先のインクが乾きにくい。
- ペン先の繰り出し構造が神秘的で見ていて飽きない。
- ペンが出ている時のノック部分の頼りない音が好き。
万年筆好きな人なら、わかってもらえると思います。特に三番目は分かりにくいのですが、ペン先を出した後のノック部分を軽く押して離してやると乾いたスプリングの感触だけが残るような不思議な感じがするんです。
ここの「頼りなさ」が僕が一番好きなところなのです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。是非ともお時間が許す方には、キャップレス万年筆をお試しいただきたいです。