2020年6月30日に生産終了したリヒトラブの『パンチファイル』。とても便利な文房具だっただけに、もう買えなくなるのが残念です。でも、全国の文房具屋さんにまだまだ在庫がありそうですので、買っておくなら今ですよ。お急ぎくださいね。今なら定価で購入できます。
パンチファイルについてです
他社にも類似商品はあったみたいなのですが、リヒトラブは2015年から『パンチファイル』を製造&販売しています。これがあれば穴あけパンチが不要になりますので、機動力抜群のファイリングが出来ます。組み合わせ発想から生まれたユニークな文房具です。
2015年当時のプレスリリースを紐解いてみますと、初年度販売目標8万冊となってます。それほど強気なものでもないので、企画としては大人しい「できたら売れたら良いな」くらいのものだったのではないかと推測されます。でも5年間、愛されてきましたよね。
元々存在したルーバーパンチの進化版として考案されたようですね。このころの、記事を引用してみますと、このようになっています。期待の度合いも伺えますね。
薄型ファイルの中でも書類の厚みに合わせて背幅が2段階変えられる人気のルーパーファイルに簡易パンチを取り付けた「パンチファイル」を発売致します。
「パンチファイル」は、ルーパーファイルの中でも150枚まで収納できるルーパー150(F-3016)の第2面に簡易パンチが付いた商品で、外出先でも簡単に穴あけができ、その場でファイリングができます。
パンチの使い方は、コピー用紙1枚を差し込んでパンチ中央部にある用紙センターゲージで位置合わせをして穴を開けるだけ。パンチの裏側には簡易屑ストッパーが付いているので屑が散らばらず、パンチ本体の厚みは6mmと薄型なので表紙を閉じても邪魔になりません。
表紙は中身が見やすい透明タイプでプレゼンやマニュアルのファイリングに最適です。
(出処:2015年3月18日リヒトラブプレスリリース)
高性能の穴あけパンチが続々と生産&販売されているので、このような簡易型のパンチは物足りないというのが実態なのではないでしょうか。実際に作業をしてみると、その作業効率と出来栄えの差は歴然としています。でも、とてもユニークな文房具だったので惜しいです。
発想としての組み合わせの威力
このような『パンチファイル』を生み出した組み合わせの発想に助けられて、僕は今までやってきました。簡単に言えば、5個のアイデアを思いついたとします。普通なら5個なのですが、これを組み合わせの発想を利用して5×5=25として、活用するのです。
全部が全部使えるわけがないだろうとおっしゃる方がいらっしゃると思いますが、これが出来るのと、出来ないのでは大違いなのです。1×5は出来る人がたくさんいますけど、5×5は、なかなか出来ませんよ。「馬鹿か!」と罵られても挫けない心が必要です。
でも、なかなか人類初の発想など見込めないこのご時世に、この考え方が出来ると思考に幅が出るんですよ。ぜひぜひ、お試しください。そして、たくさんの人でブレストするときに、この意見を揉み潰さないようにお願いします。ここにはお宝が埋まっているのです。
この理屈、わかりますかね?じっくりお茶でも飲みながら議論したいテーマです。
それでは、このファイルの使い方です
付属品というよりも、このファイルに常備されている機能を使って、テキストに穴を開けて綴じるだけなので使い方はとても簡単です。わざわざ僕がレクチャーしなくてもいいくらいなのですが、念のため書いておきますね。
何年か後に、この文房具が完全になくなった時に忘れ去られてしまわないようにです。
では、画像に沿って解説していきます。
まずは、ファイルの外側についているパンチ部分のフタを開けます。ここを開けると、簡単な穴あけパンチと同じ構造を持った部分が出現します。
センター部分の△部分の紙の中心を合わせます。そして、うえから少し強めに押します。まさに、パンチするのです。すると、テキストに2個の穴が空きます。ファイリング用の穴です。
これをファイルすれば完了です。
このファイルにはテキストが150枚も綴じられると説明されていますが、本当なんでしょうか?作りからして、ちょっと無理ではないかと思えてしまうのです。ここは一度実験してみるしかないですね、明日の朝、トライしてみます。
この文房具にお別れを言いつつ、まだ残っている在庫を確認して、買い溜めしてみます。まあ、そんなにたくさんは必要ないですね。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。