はやいもので、南の方から梅雨の足音が聞こえてきましたね。そんな時期を見据えてか『濱文様(はまもんよう)』さんの文房具柄手ぬぐいをいただきました。嬉しいのでブログにあげておきますね。
手ぬぐいの素晴らしさ
手ぬぐいって便利ですよね。僕も時々ハンカチ代わりに会社に持っていきます。もちろん、その染め柄の美しさにも惹かれますが、綿100%が気持ち良いです。ちょっと手ぬぐいの使い方をいくつか挙げておきますね。
- 手や顔を拭く
- ちょっと広げて目隠しに
- 日よけや防寒のアイテムに
- 荷物を包んで運ぶ
- 素敵な柄を魅せるため、飾っておく
- 急な入浴に備えて
ざっくりと列挙しただけで、ハンカチではカバー出来ない便利な使い方があります。特に6番は、旅行先で温泉を発見した時などに「手ぬぐいがあって良かった」と思うことが何度もありました。ハンカチで入浴は難しいですからね。
通気性が良くて乾きやすいですから、温泉用体拭きに最適です。もしかしたら、入浴用のタオルよりも優れているのではないかな?と思えるくらいです。究極は、包帯代わりにも使えますから、すごいです。まさに有事の備えです。
今日は、いただいた『濱文様』さんの手ぬぐいを中心にその良さを紹介していきますね。
横浜捺染と濱文様の歩み
横浜捺染(なっせん)って聞いたことありますか?これは横浜地区に伝わる伝統的な染色技法です。なんと120年以上もの歴史があり、イタリアのコモ地方と並んでその技術は世界的に高い評価を得ているのだそうです。
遡ること1859年。横浜港が開港すると、外国商館が続々とこの地に集まって来ました。横浜の異国情緒は、この影響の名残です。それとともに浮世絵や輸出用茶箱ラベル制作をしていた木版技術者が横浜に集まって来たので、従来からのの捺染技術が磨かれていったのです。
捺染は、色糊(染料を糊に溶かしたもの)を使います。布の下書きに沿って模様を描き、染料を固着した上で水洗いをし、出来上がる染色技法です。単色の布に複数の色で模様を表現することが可能なため、世界各地で衣服染色を中心に使われてきました。
1948年に「濱文様」は捺染工場として創業開始しました。横浜の地場産業であるスカーフやハンカチなどを染める独自技術を蓄積しつつ、独自のデザインと遊び心ある柄で唯一無二のブランドとして確実に歩んできたのです。
地域文化と一緒に大きくなってきた会社なんですね。
専用生地は「若葉」です
なんといっても綿100%の布は気持ち良いですよね。このナチュラルな肌さわりは格別だと思います。おどろいたことに、濱文様の「手ぬぐい」は、濱文様の手ぬぐいのだけのために織られた専用生地「若葉」を使用しているんです。
この「若葉」は、専用の提携工場のみで織られています。それは品質を均一に保つためです。どんなに調整しても織機には癖が出て、さらには使用する職人の癖も出てくるため、出来上がりが工場によって変わり、ユーザーに違和感を与えることを防いでいるんです。
1台の織機で1日約4反織ることが出来るそうです。これには約16時間もかかるのです。約10分「織機」を動かし、やっと「てぬぐい」1枚の生地が出来上がるんですよ。僕も愛知県にある織機工場に見学に行ったことがあるのですが、そのデリケートな作業に驚きました。
これは、すごいこだわりのある仕事ですね。
和でも洋でもない、大人の遊び心
日常生活に明るく、
元気な花を咲かせたい。
和洋にこだわらず、
豊かなライフスタイルに
貢献していきたい。
それが、私たち濱文様の
めざしていくもの。
『濱文様』さんのホームページにこんな言葉がありました。とても良いですね。
手ぬぐいという日本の伝統的な文化を継承しながら、伝統的な染色方法を継承しながら、和洋にこだわらずの日常を楽しくしていきたいという気持ちが伝わってきます。こんなブランドをこれからも応援していきたいです。
価格帯もリーズナブルだと思います。ちょっとした贈り物やお土産に「手ぬぐい」って良いと思いますよ。特に女性にはハンカチと並んで邪魔にならないプレゼントになると思います。僕もこの文房具柄手ぬぐいをもらって嬉しかったですからね。
贈り物に、お土産に困ったら「手ぬぐい」にしてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。