衣服について落ちなかった嫌な思い出
小学生の頃、母親の勧めで「書道」の教室に通っていました。心の中では「全く意味のないもののひとつ」として位置付けていたので身が入らなかったです。でも、お正月に書き初めに行くと、お雑煮を食べさせてくれるので、それだけが楽しみでした。
僕の両親は古い人なので、お正月に生家に挨拶に行く時には、子供たちは新品の服を着ていかないといけないという不文律がありました。だから、よく年末に服を買ってもらいました。それに墨(すみ)をつけてしまうので、よく怒られたんですよね。
確かに新品の服の袖口に墨(すみ)がついていると気になるんです。その墨をつけた失敗が毎日にように僕に襲いかかってきて攻め立てるのです。これは精神衛生上とろしくないですね。よく精神疾患にならなかったなぁと、我ながら思います。
すでにあれから何十年の月日が流れていますので、洗濯すれば洗い流せる『墨汁(ぼくじゅう)』が発売されているはず!と思って探したら本当にありましたので、皆さんに紹介しますね。それでは、最後までおつき合い願いますね。
サクラクレパスの『洗濯で落ちる墨液』
思い切りそのままのネーミングで恐縮ですが。サクラクレパスより『洗濯で落ちる墨液』という商品が出ております。残念なことに、専用の紙を使わないと、にじみが大きいというニュースも耳に入ってきてます。
墨汁(ぼくじゅう)というよりもインクに近い位だそうです。モンブランのミッドナイトブルーより、より黒に近く仕上げてあるんでしょうね。それだけ聞くと良い感じなんですけどね。さてさて、どんな商品説明になっているんでしょうか?
誤って付いた衣服の汚れが落とせます。また、泡の発生しにくい横口容器であるため、墨液が飛び散りにくくなっています。ただ、他の墨や墨液と混ぜると洗濯で落とせなくなり、絹では染着がおこり落ちません。 作品に水やのりが付くとにじみますので、表装する場合はご注意下さい。
類似商品も他社から出ていました
呉竹さんも同じようなネーミングで『洗って落ちる書道液』を販売していました。サクラクレパスの『洗濯で落ちる墨液専用書道半紙』と一緒に紹介しておきますね。
書道は「水書き」で練習するようになる
水書き 書道セット : 墨汁 不要 水だけで書ける 不思議 な 習字 練習 用具 水書布 6 枚セット( 書き初め の 練習 に最適 )筆と水皿付き
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- メディア: オフィス用品
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わざわざ墨汁を使って紙に書かなくても良い時代になるでしょうね。僕も何十枚も書いて、その中から出来の良いものを選び出し、先生に提出、そして添削してもらったあとに廃棄するって、もったいないような気がします。
こここそ電子化しても良いような気がするんですが・・・ダメですかね?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。感謝です。