毎年、この時期になると僕のブログで紹介させていただいてます雑誌サライの付録について書きます。今年のサライ特別号も手帳が付いてきます。それも『国芳スケジュール手帳』です。この目の覚めるような世界観を持ち歩いて、2021年を良い年にしましょう。
『国芳スケジュール手帳』です
今回の付録も、毎年大好評のサライオリジナル・スケジュール手帳です。江戸時代末期の浮世絵師:歌川国芳(うたがわ・くによし)の傑作『宮本武蔵と巨鯨』のクジラをダイナミックに表装刻印した、2021年版の手帳を是非お楽しみください。きっとこの浮世絵に表されているような豪快な獲物を仕留める素敵な一年になるはずですよ。
『宮本武蔵と巨鯨』 作者:歌川国芳(うたがわ くによし)
【絵画データ】
1848〜53年の作品
大判錦絵三枚続
38.6cm×76.7cm
収蔵場所 個人蔵
これは、宮本武蔵が鯨の背に乗り勇敢に戦っている場面です。実際はこのようなことはなかったはずなのですが、武蔵の修業時代の伝説の一つとして言い伝えられています。とてもスケールの大きな構図を考える人だったんですね。
鯨は独特の模様と表情で描かれています(特に目が人間的)が、これは参考文献を読みながら国芳の想像で描かれたに違いないです。しかし、大きさとダイナミックな動きは、まさにこの当時の人々が思い描く鯨のイメージをはるかに凌駕していいたと思われます。誰もがこの浮世絵を創造した彼の偉業に畏怖したことでしょうね。
行きつけの喫茶店で読めます
僕の行きつけの喫茶店:コジマトペでは、この本の毎月号が置いてあるので気軽に読めます。僕は文房具の付録が付くときしか読まないのですが(笑)なんとなくこの鬱々とした毎日から僕らを引き剥がして、旅に誘ってくれるような素敵な本です。
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先頭と最後尾の見開きページにダイナミックな構図の浮世絵がカラー印刷されています。この当時はこんな構図のものなかったでしょうから、初めて見た人々はど肝を抜かれたでしょうね。現代の人たちが見ても美しいことこの上ないのですから。
やっぱりポケットにこういうスケジューラーを入れて、抜け漏れのない日々を過ごそうと毎月同じことを考えるのですが、一度も実践できていない僕です。残念です。
よーし、今年こそ!とか考えるのは、愚の骨頂です。やれる範囲で頑張ります。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。