「確かな切れ味で未来を開く会社」長谷川刃物さん、あまりに大きく出た経営方針を掲げているので一体どんな会社かと思ったら、普通に頑張っている真面目な会社でした。よく切れるはさみをネットで探していたら見つけたんです。
僕がよく読んでいる有名文房具ブログでの、はさみランキングで上位に食い込んでいました。よっぽど素敵な切れ味なんだと思われます。是非とも試しに何か切ってみたいものです。きっと癖になる切れ味だと思います。
「なんだ、お前このはさみ知らないのか?」と言われてしまいそうですが、その通りです。知りません。だけど、このフォルムからして、めちゃめちゃ期待しても問題ないと思います。いかにも切れそうな感じしますよね。
気になった理由は「刃先が短い」ということです。裁縫用のはさみによく見られる特徴ですが、小さなアクションで細かい作業をするときに向いていますよね。ちょっと眉毛を整えたりするのにも使えます。一本持っていると便利です。
まずは恒例の社長挨拶文からです
平素は、格別のお引き立てとご愛顧を賜り、誠に有り難うございます。1933年の創業以来「和」という言葉を大切にしてものづくりを続けています。
・社員の和 協同の精神で知恵を出し合います
・地域の和 関市内で長年培ってきた技術を結集します
・お客様の和 使い手の立場に立って開発改良し続けます
これからも人と自然に調和した新しい価値を創造し、お客様から信頼される会社であり続けたいと考えています。
今後とも、長谷川刃物およびCANARY(キャナリー)HARAC(ハラク)」ブランドの商品を末長くご愛用賜りますようお願い申し上げます。代表取締役社長 長谷川尚彦
『極細デザイン用はさみ』商品紹介をします
短くてまっすぐなストレート刃が妙に気になるこのフォルム、スタイリングは、もう横綱級と言ってもいいくらい落ち着きはらっております。こういう形状は、細かなものを切る時に活躍しますよね?
先端の小回りが良いと評価されてるんでしょうね。切り絵・パッチワークなど、刃先を中心に使う作業に適していると言えるでしょう。だけど、細かく小回りが利くぶん先端が鋭いので、取り扱いには十分注意してもらいたいです。
さらに「ボンドフリー」という処理がしてあって、テープやのりなどの粘着物の付着がしにくくなっています。あくまでもステンレスの刃の質感を活かして切りたいという意向のために、そのフッ素コートは最低限に施してますけどね。
職人の技がキラリと光るはさみです!
よく婆ちゃんがはさみを上手に使えない僕を見て「バカとはさみは使いよう」と言って笑っていたのを思い出します。僕は心の中で切れないはさみは切れないだろうが…と怒っていたのですが、そういうものでもないよね。
世の中、切れるはさみしか残っていないけれど、切れないはさみを上手に力加減を調整しながら切っていくのも文房具使いの醍醐味かも知れません。こういったスローな考え方が働き方改革やダイバーシティーに繋がっていくと良いなぁと思います。
長谷川刃物さんの設備を眺めていると、きっと上の画像のような日常の中で作り出されるはさみで工場の中は溢れているんだろうなと想像できますからね。日本にこんなモノ作りがいつまでも残ると良いなぁと思います。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。感謝します。