最近はステンレスのはさみが主流だから、切れ味が落ちることが少ないはず。だけど、昔は鉄製のはさみだったから経年すると錆びてきて、切れ味が極端に落ちた。僕は婆ちゃんに「このはさみ切れない!」と不満を漏らしていました。
「バカとハサミは使いようなんだ!」と戦後をたくましく生き抜いてきた婆ちゃんは、僕を甘やかすことなくいつも突き放すようにそう言った。今でもその声が耳に残っているくらいだ。僕はバカじゃないしと思っていつも反抗してした。
僕が切ると全く切れないはさみを取り上げて婆ちゃんが切ると不思議なくらいよく切れた。そのメカニズムを解明すると、一番切れるところで良い具合に刃先が合うように力を入れて切ると良いというものだったのだ。
その頃に婆ちゃんに教わった「はさみの切れ味を復活させる方法」をまとめておくことにする。自分で開発したものもあるが、素人ははさみを研がない方がいいという伝説が残っているくらい難しいのでチャレンジはしないで欲しい(笑)
そうならば、ブログにアップするなよ!って怒られそうですね。
僕が知ってる「はさみの切れ味復活方法」を教えます
1、アルミホイルをザクザクと切る。
この方法はかなり安全で有効な切れ味取り戻し術です。婆ちゃんの教えでは、まずこれをやるように勧められました。アルミホイルをA4くらいの大きさして、刃先よりちょっと大きめに折りたたんでザクザクと切るんです。
10回も切り刻めば、驚くほどの効果を感じられるくらい切れ味が戻ってきているのを感じることが出来ると思います。ステンレスはさみで試したことはないので有効かどうかわかりませんが、チャレンジしてみてください。
錆びた鉄はさみはこれが効きましたよ。
(後日談:ハサミのとトップメーカー:丸章工業さんに直接お聞きしたところ、根拠もない都市伝説みたいなものらしいです。でも、うちのおばあちゃんが言っていたという事は本当ですので。許してやってください。)
2、石鹸をつけてゴシゴシ洗う
洗ったら錆びるじゃないか!と怒られそうです。もちろん、昔鉄のはさみを使っていた婆ちゃんに死ぬほど怒られましたが、はさみにはノリやテープの粘着部分など余計な不純物が付いて切れ味が悪くなっている場合が多いのです。
そういうときにこの石鹸をつけてゴシゴシ洗うのが一番効果があったと思います。実は砥石やサンドペーパーもお勧めなのですが、失敗すると取り返しのつかないことになりそうなのでここでは除外しておきますね。
3、はさみのシャープナーを使う
実は「はさみ研ぎ」なるものが市販されています。僕は全く知らなかったのですが、京セラのものが有名みたいです。この空いている部分に刃先を入れてグッと引き抜くようにして使うんです。すると刃先が研げます。
そうそう使うものではないかも知れませんが、ニーズがあるんですね。