僕が子供の頃には、まだタイプライターが全盛期でした。遊びに行ったお家にタイプライターが置いてあると、なんという崇高な家庭なんだろうかとビビっていました。もう昔の文具なので、今の若い世代は使ったことがない人の方が多いかもしれないですね。
正直に言えば、僕も使ったことはないです。でも、映画のシーンやアニメに登場するタイピングはカッコよくてやってみたいなぁという憧れを持ち続けています。だから、こんなにこの古い文具に惹かれてしまうんでしょうね。
この文具は、文字を印字するための機械的なデバイスです。通常のタイプライターは、紙にインクリボンを使って文字を印字します。僕の通っていた小学校にはタイプライター部なる部活動があって、幼少期の僕は熱い羨望の目でここの活動を見ていました。
その部活に入っている人たち全員が超エリートに見えました。
タイプライターの歴史と構造
タイプライターは、遡ること150年以上前の1867年、クリストファー・リーサムによって発明されました。そんな昔からあったんですね。そして、最初の商業的なタイプライターは1874年にリモント社によって製造されました。
この文具の構成は、キーボード、文字盤、ローラー、カリッジ(紙を保持する部分)、および印字メカニズムで構成されています。キーボードには通常、英字、数字、句読点などのキーを保持しています。キーとして持っているものしか印字できません。
タイプライターは、キーを押すと対応する文字がローラーに取り付けられたタイプバーを通じて紙に印字される仕組みです。インクは通常、インクリボンに含まれており、キーが押されるとタイプバーが紙に印字されます。
インクリボンなるもの使ったことありますか?使うたびに消耗していってしまう不思議なリボンでした。たまに字がかすれたりして、僕たちのストレスの的でした。
タイプライターの普及
タイプライターは、手動で文書を作成するために広く使用されていました。
ビジネス文書、手紙、小説などを作成するのに利用されました。電子メールやワープロの普及により、タイプライターの使用は減少。でも、一部の人々や芸術家は今でも古典的な感触やアートの創造に使用されているのです。
現代では、タイプライターはアンティークとしてコレクションされ、アートプロジェクトやデコレーションとして利用されています。また、一部の作家や芸術家は、クリエイティブなプロセスにおいてタイプライターを好んで使用しています。
僕もインテリアとして使おうと思っているのです。
まだ、売っているみたいです
昔はみんな手書きだったはずです。でも、これを使えば活版印刷で作った本のように美しい均一的な文字で手紙やレポートが出来ちゃうんです。本当に夢のような世界だったに違いありません。今は、パソコンやスマホがやってくれますけどね。
どうですか、この堂々とした佇まい。とっても良いでしょ。
今回これを譲り受けたのはこちらのお店
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