『本と文房具とスグレモノ』

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驚くほどスムーズなペンアクション!筆記具の進化がよく分かる多機能ペンです

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今日は、ゼブラ 多機能ペン スラリシャーボ2000を買いました。ペンズアレイタケウチさんで特売をやっていたときに見つけたのです。なんと半額。使ってみると凄く素敵な筆記具だということがよくわかりましたので、紹介します。

『シャーボ』のCMが嫌だった

今から約44年ほど前の1977年、ゼブラから『シャーボ』という画期的な機構を備えた筆記具が発売され、爆発的に売れました。僕は小学生くらいだったと思うのですが、テレビCMから流れてくるこのコマーシャルのことをよく覚えています。

とてもつまらないCMでした…

「右へ回すとシャープペン、 左へ回すとボールペン」

ただこれだけのテレビCMだったのですが、日本中の誰もが真似して口ずさんでいたかのような印象が残っています。みんな馬鹿なのか?と、悲観的に眺めているました。でも本当は欲しくて欲しくて拗ねていたんでしょうね。

親戚のおじさんに本物の『シャーボ』を見せてもらって試し書きした時には、嬉しくて呼吸が止まりそうでした。このおじさんが死んだら、これを形見にもらえたら良いなぁと本気で考えていました。僕はそのくらい文房具に飢えていたのです。

もっともっと電子的で事務的なコマーシャルだったように記憶してますが、この画像しかありませんでした。故:星野仙一さんが爽やかですね。

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『シャーボ』ネーミング秘話

このネーミングには秘話があります。実は、一度ゼブラの社内では「ジェミックス(双子座)」に決定したそうなのです。でも、発売寸前まで揉め続けたそうです。社運をかけた筆記具に安易なネーミングは出来ないということでしょう。

そして、最後にはチームリーダーがシャープペンとボールペンで「シャボール」を提案。その場で社長が決めて自ら広告代理店に電話。滑舌が悪く「シャーボ」と聞き間違えられそのままCMになったそうです。現代では考えられないような面白い話ですね。

今まで僕は、なんとなく『シャーボ』を敬遠してしまって、触ることすらしていませんでした。もちろん、このブログでも取り上げたことがないと思います。今日はそんな筆記具のことをちょっとづつ紹介していきたいと考えています。

子供時代のトラウマが今、氷解します!(笑)

発売から40年以上経つロングセラー商品 

発売当時は、2色ボールペンが主流だった時代です。そこにシャープペンを追加して1本にまとまった『シャーボ』は画期的な商品でした。シャープペン+ボールペンから『シャーボ』というわかりやすいネーミングで、発売後4カ月で80万本売れるヒットを記録しました。

僕が感じる3つの『シャーボ』の特性です。

  1. 多機能ペンで最高峰のペンアクション
  2. 超スリムボディでグリップしやすい
  3. 超低価格で最高のコスパ

特にこの1番2番の特性については実際の書き味とは関係ないです。

『シャーボ』のエクセレントなところ

確かにこの時代のビジネスシーンにぴったりと合致したんでしょうね。僕は仕事で多機能ペンの必要性をあまり感じたことはないのですが、周囲を見渡すと使っている人多いです。文房具朝食会@名古屋メンバーとここのところ議論してみたいものです。

たくさん良いところがあるのですが、今日この『シャーボ』のエクセレントな部分をひとつ取り上げて紹介するとしたら、ペンアクションに尽きると思います。書き味はゼブラのインクですのでまったく問題ありませんからね。

実際にこの筆記具を回してペン先を繰り出してください。昔のこのペンを知っている人ならびっくりすると思います。あまりにもスムーズ、まさに流れるようです。昔のロボットのようなガチャガチャしたアクションは微塵も残っていません。

本当にすごい時代になったものです。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方々に感謝です。

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