このロルバーンの手帳、何か気になりませんか?僕は、ムーミンが一体何に頭を下げているのか気になって仕方ないです。その謎を解くために、静岡県立美術館で『ムーミン展』を観てきました。
静岡県立美術館に行ってきた
僕の自宅から車で2時間ちょっと。静岡県立美術館は東京よりかなり近いところに建っています。とてもお金がかかっている建築物なんだろうなぁと思わせる佇まい。芝生公園、県立中央図書館、県立大学が隣接されている優雅な環境の中にこの建物はあります。
アクセスも静岡鉄道「県立美術館前駅」から徒歩15分、JR 「草薙駅」からはバスで6分です。僕は車で行ったのですが約400台収容の無料駐車場があってらくらく停めることが出来ました。まあ、土砂降りの平日だったからかもしれませんけどね。
この美術館には、ガラス天井から光が降り注ぐ「ロダン館」があって、常時鑑賞できるようになっています。この空間を一度見ておいても損はないでしょうね。とても広い空間にロダン。ここに1週間くらい住んでみたい気持ちになります。ちょっと動きそうです(笑)
せっかくカメラを持っていったのに、土砂降りの雨は残念でした。でも、その分、美術館に集中出来たと思いますし、人も少なかったのでそれほどソーシャルディスタンスを意識せずに『ムーミン展』を楽しむことが出来ました。良かったと思います。
さて、本題の『ムーミン展』です
僕が子供の頃にも、テレビ番組として『ムーミン』が放映されていました。よく観ていましたが、この独特の世界観はちょっと怖かったです。閉塞感を感じるようなムーミン谷での日常は、喜怒哀楽を含めて現実離れしていましたからね。
フィンランドを代表する芸術家であるトーベ・ヤンソン(1914〜2001)が創作したこの『ムーミン』シリーズは、今でも世界中で愛されているそうです。実際に静岡県立美術館の展示も、自分がムーミンになって歩いているような素敵な内容でした。
僕が一番見たかったこのロルバーンの表紙を飾っている展示はありませんでしたけど・・・
『ムーミン展』しっかり観てきましたよ。インクで描いたイラストのタッチ、繊細な線の連続、やり直した修正液の跡など、この当時のトーベ・ヤンソンが試行錯誤した様子がよく伝わってきました。当時の原画を見ることが出来る素敵な企画展でした。
でも、何度も展示会場を回ったのですが、この原画は発見できませんでした。
まあ、仕方ないなぁと帰ろうとショップに立ち寄った時に、お土産を買っていて素敵なものを発見したのです。それがこのクリアファイルです。
僕の求めていた答えがありましたよ。それが、こちらです。
左手に立っている人は誰なんでしょうか?校長先生みたいな風格がありますね。
このストーリーをご存知の方は教えてください。でも、このクリアファイルを見ることが出来ただけでも満足です。やはり、このロルバーンの挿絵は一部だったんですね。とても雰囲気があるので、お墓じゃないのかなと思っていたので、わかって良かったです。
あ!この「ムーミン展図録」を買って来たら、謎は解けたのかな?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。