クツワの『HiLiNE ハサミニタイガー』という、いかにもよく切れる、そしてしっかり切れるはさみを紹介いたします。このはさみのネーミングにタイガー(虎)とついているだけあって切れ味にはよほど自信があるんでしょう。
切れ味というより噛み味かも知れませんね。この刃先についたギザギザは、まさに虎を彷彿させる恐ろしいほどの力の伝わり方が期待できます。こういうはさみは硬くて分厚い素材をパキっと滑らずにしっかり切れるから良いです。
最近「よく切れるはさみ」を探し求める旅をしているのですが、日本の文具メーカーだけでなく、色々な会社がたくさんのはさみを出していますね。はさみだけで、この文房具ブログが何年も書けるくらいの勢いです。驚かされますね。
では、「HiLiNE ハサミニタイガー」を紹介していきますね。
「HiLiNE ハサミニタイガー」商品紹介です
ハサミニタイガーは、ハンドメイドやクラフト作業に適した本格はさみです。硬くて分厚い素材でもしっかり切れて、細かい作業がしやすい仕様になっております。
なぜ細かい作業でもしっかり切れるのか?それは刃に秘密があります。
上下の両刃に大小2種類の「ギザ刃」加工をしている為、滑らずしっかり切れるのです。材質も硬くて強いハイカーボンステンレスを使用。
用途としてはプラスチック(1mm程度)や厚手の生地・厚紙(3mm程度)、造花(3mm程度)など一般的に手芸に用いる素材に対応しています。
【特徴】手芸に特化した、細かい作業がし易いはさみ。
【仕様】ギザ刃(滑らずにしっかり切れる)、ハイカーボンステンレス製(切れ味しっかり長持ち)
【サイズ】高さ 11.3×幅 5.8×奥行 1.1cm
【パッケージ仕様】
【素材】(刃物)ステンレス、(ハンドル)EVA、(透明カバー)PVC
(この商品紹介は、クツワのhpより引用させていただきました)
下の広告がわかりやすいですね。「虎のように喰いつく本格はさみ」こういうの草花の茎とか切るときに、丸いから滑ってしまうのを防止して綺麗に切れるんですよね。喰いついて力がよく伝わると表現したほうがわかりやすいでしょうね。
こういうタイプの刃先が短いものは細かい作業に向いています。細かい糸を切るときとか、良いんじゃないでしょうか?切れ味も保証されているみたいですしね。頼もしいかぎりの優秀なはさみです。
はさみの歴史について深堀りしてみましょう
はさみとは、二つの刃で物を挟んで、切る道具である。 形態としては、「かしめ」が支点になっており、支点が刃(作用点)と「握り」の中間にあるいわゆる「洋鋏」と、中間部がばねになっており、支点が刃から離れている握り鋏(和鋏)がある。
ちょっとはさみについて調べて見たいと思います。よく切れるはさみを探す旅をしている者としては最低限知っておかなくてはならない知識ですからね。あれ?はさみって1個2個って数えるんじゃないんだ(汗)勉強になります。
古代エジプトの壁画にはさみやピンなどが描かれており、また紀元前1000年頃の古代ギリシアのものとされるはさみが出土しており、古代から使われていたと考えられている。元々は医療用もしくは羊毛の収穫に使われており、当初は握り鋏が用いられていた。
かしめ部がある形式(日本で「洋ばさみ」と呼ばれている形式)が登場したのは、西洋では古代ローマ以降、東洋では唐以降だと言われている。
- 日本
日本では6世紀に中国を通して伝わったと考えられており、この時代の古墳からの出土例もある。古代・中世には主に握り鋏が用いられ、また金属製のものの他に木製のはさみも作られていた。ただ裁断などの用途には小刀が用いられていたため、はさみの普及は職人や華道など限定的なものであった。
量産されるようになったのは江戸時代から、一般庶民に普及したのは江戸時代末期から明治時代ころといわれる。明治時代から普及した背景には、衣服の洋装化により従来以上に複雑な布の裁断が必要となったことが一因となっている。
やっぱり羊毛の収穫ですか!ナイフで切っていては安全性もスピードも追いつかなくなってきて、はさみが誕生したんでしょうね。素晴らしい人類の進化です。
基本は、ハンドメイド&クラフト上手というコピーで、今年の6月から販売している商品です。このはさみも岐阜県の関市で職人さんがひとつひとつ丁寧に仕上げた日本製の刃を使っているんですよね。とってもお値打ちな文房具です。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。感謝します。