時代を遡ること100年以上昔。なんと明治20年ごろ、藤井恒久さんが、ドイツのノリからヒントをもらい、長く保存できるでんぷんのりを開発しました。でんぷんに、くさりにくくする薬を加えたり、かおりを加えたりして作ったのが「でんぷんのり」です。
僕の子供の頃にものりが欲しいと婆ちゃんにねだると、炊き立てのご飯をすりつぶしてのりを作ってくれたものです。使うのがもったいなくて食べてしまおうかと迷いながら使っていました。懐かしい昭和の思い出です。
この「でんぷんのり」の原料は、時代とともに変わっていきました。はじめは僕の記憶にあるように「お米のでんぷん」を使っていましたが、第二次世界大戦がはじまると、食べ物が不足し「お花のでんぷん」を使うようになりました。
そして戦争が終わり、さらに改良がすすめられると、こんどは「小麦、じゃがいものでんぷん」も組み合わせて使うようになっていきました。また、入れものも「ガラスビン」から、のりをよい状態に保てるプラスチック容器へと変わっていったのです。
なんとYouTube動画がありましたので、貼り付けしておきます。
手を汚さないから良いですよね。僕は、この文房具を待っていました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。では!
(この記事はヤマト株式会社さんからタピコの提供を受け書きました)