ハサミ、刃物のトップブランドを誇る『丸章工業さん』の工場見学を幸運にもさせていただきました。「関の工場参観日」というイベントの日だったので、予約もせずに関市に向かってんですが、街全体で迎え入れてくれましたよ。
今日は、その工場見学の中で僕が感じた事をピックアップして書いてみます。主に、工場運営のことになるとは思うのですが、どうやってこの会社を維持して、経営を続けていくのかということを真剣に考えた結果だと思います。
海外ブランドや国内の他社に対抗していくために、何が必要で、何をしなくてはならないのか、自分のことに置き換えて考えると面白いと思います。やっぱり、未来を考えて、そして見据えて計画を立てて行かなくっちゃね。
それではピックアップした内容を紹介させていただきます。
やはり時代はレーザーカットかも!
『丸章工業さん』は、ハサミの金属部分の外形カットをレーザーでやってます。通常のメーカーは金型を作ってプレスを上下運動させることによって抜き落とす方法を取っています。一体、どちらがいいのでしょうか?
一度金型を作ってしまうと、量産するときに効率良く生産できることは間違いありません。しかしながら、形状を変更することが出来ませんし、金型が場所をとります。さらには金型が重たいので、持ち運びが大変ですよね。
ちょっと考えてみると、将来的にハサミや包丁はどうなっていくんでしょうか?量産品は今でも当たり前のように市場に溢れています。それならば、オーダーメイドのハサミや包丁を持つことがステイタスになる時代になるでしょうね。
もしもハサミや包丁が将来も生き残り続けるならば『丸章工業さん』の選択は正しくて、数ミリ単位で刃先の長さを注文して作ってもらう時代が来るかも知れませんね。そんなことを考えるとワクワクしますよね。
実際に働いている人たちが生き生きしている
「ちょっと刃物を作っている工場の人達にしてはチャラくないか?」僕はちょっとだけ心の中でつぶやきました。岐阜のかなり奥地にある土地なので、もう少し田舎っぽいかな?と思ってましたが全然違います。EXILEみたいな人もいます。
そういえば、僕の勤めている会社でも生き生きとした部署は見た目がチャラめの人が多いなぁ。そのくらい尖っていないと、いいデザインや、いい仕事は出来ないのかも知れませんね。僕もその部分は見習いたいです。
気持ちにも多少余裕があって、お金にも余裕があるから、ファッションにも気配りが出来るんですよね。もしかして、こういう会社の方が良いものを生み出せるかもね。ちょっと僕も明日派手なシャツを買ってくるようにします(笑)
工場の設備レイアウトが窮屈ではない!
通路とか設備と設備の間の距離とかが十分に間隔が取ってあって、とても歩きやすかったです。これなら働く人たちも、仕事がしやすいんじゃないかな?と思いました。あまりにギュウギュウに詰めると喧嘩が発生しやすくなるんですよ。
ここは社長の配慮なのかどうか聞き忘れましたが、非常に良い環境を作ってあるなぁと感じました。もしかして、ここも業績がいい会社の秘密かもしれませんね。特に集中力が必要な作業もたくさんありますので、良いと思います。
「天才に育てるなら天井の高くすると良い」というコマーシャルが昔あったけど、空間管理って大事です。たまたま、そうなっているのかも知れないですが、僕はそこにとっても『丸章工業さん』のコンセプトを感じました。
『丸章工業さん』の商品紹介
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