ちょっと過激なサブタイトルを付けちゃいましたが、この小説すごいです!
平野啓一郎さんの「空白を満たしなさい」講談社¥1600(税別)
吸い寄せられるように手にとり、買い求め、読み始めました♪
ネタバレにならない程度に紹介いたしますと、「自分はなぜ死んだのか?
自殺した36歳会社員が生き返った世界で見つけたものは・・・・
生と死、家族、幸福の意味をみつめて深い感動を呼ぶ長編小説。」です。
どうして生き返ったのか、そんな部分には一切触れずに進行していく物語、
僕はそこに作者の筋の通った意志を感じます。
語りたいのは、そこではないですよ!とメッセージを送っているのです。
しかし、平野啓一郎さんといえば「決壊」を思い出しちゃいます。
この本は本当のエンターテイメントでしたよね~
恐ろしいほどの筆力で迫ってくる平野さんを応援したいです♪