僕も5年ほど営業をやっていたんですが死ぬほど嫌いでした。会社の上司からは「しっかり仕事を取って来い!」と言われ、やっと取ってくると「なんでこんな仕事を取ってきたんだ?」と社内の人にいじめられていました。
そもそも世の中のしくみも知らない若造が足掻いてもどうにもならない世界だったのですが、そんなことを知らない僕は真面目にお客様のところに通って、コツコツ地味に仕事をしていました。続けていたら体を壊していたと思います。
そんなときに転機が来て、無事に営業から脱出することが出来たのですが、ちょうどその頃に友人から「営業の秘訣」を教えてもらって、笑いが止まらないくらい楽しく仕事が出来始めたので、後ろ髪引かれる思いでした。もう一度やりたいなぁ。
そんな僕の思いを代弁してくれるような動画がありましたので、紹介しますね。
その動画は一番下に貼り付けてあります。『男はつらいよ』という超有名な映画のワンシーンです。主人公の寅次郎さんが鉛筆をうる姿を若者に披露してくれます。とても感動的な「営業」教育ですので、一度見てくださいね。
その中で、寅次郎さんはこんな消しゴム付きの鉛筆を売っているんです。鉛筆が短くなった分だけ頭が良くなったような気がしたって気持ち、よくわかるなぁ。僕は勉強は出来なかったけど、鉛筆は好きだったんですよね。
「おばちゃん・・・オレはこの鉛筆を見るとな、
おふくろのこと思い出してしょうがねえんだ。
不器用だったからねぇ、オレは。
鉛筆も満足に削れなかった・・・
夜おふくろが削ってくれたんだ。
ちょうどこの辺に火鉢があってな。
その前にきち~んとおふくろが座ってさ
白い手で肥後のかみをもって
スイスイ、スイスイ削ってくれるんだ。
その削りかすが火鉢の中にはいって
ぷ~んといい匂いがしてなあ
きれ~に削ってくれたその鉛筆をオレは
落書きばっかりして、勉強ひとつもしなかった
でもこれぐらい短くなるとな
その分だけ頭が良くなったような気がしたもんだ」
こんなセリフがこの動画から飛び出してきて、感動させてくれるんです。文房具って良いですよね。その世代に特有のドラマがあります。
この動画は音声が出ますからご注意くださいね。
最後まで僕のブログを読んでくださってありがとうございます。感謝です。