僕が最初に興味を持った文房具は、シャープペンシルでした。鉛筆のように削らなくても良いし、ずっと同じ太さで書けるし、精悍なデザイン。これは画期的で使ってみたくて仕方なかったです。買ってもらえなかったので、毎日悶々としていました。
偶然ですが、たまたま遊びにいった友達が「これ、あげるよ!」と言って、今まで使っていたモノをくれました。僕はそれを大事に持ち帰り、何十年も大事に使っていました。間違いなく思考を紙に落とす道具として最高の部類に入りますね。
今では気軽に買えるようになりましたが、その当時は高級品だったのです。
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こちらは以前僕が書いた文房具ブログ記事です。この中で、シャープ替芯の成分と製造方法について言及しております。実際に現場を見たことがないので、もし製造メーカーの方で見せてもいいよという方がいらしたら、ご連絡ください。お待ちしてます。
僕の文章力が上がっているのか(笑)昔書いた文面がとても読みにくいので、少しリニューアルして、再度アップさせていただきますね。
シャープ替芯は、「材料の混合→混練→押出成型→焼成→浸油→切断→包装」 の工程を経て作られます。 基本は、鉛筆の芯の作り方と同じなのですが、樹脂成分が含まれているので浸油工程が必要です。ここが鉛筆と大きく違うところでしょう。
原料の黒鉛と樹脂をしっかりと馴染ませるためにロール形状に混練します。予備熱処理を行った上で、1200℃程度で焼成を行います。この替芯に濃さ、滑らかさを付けることを目的に油状物を浸透させ、一定寸法に切断しケースに入れて出来上がりです。
プラスチックの作り方に近いですよね。粘土を使っている鉛筆芯とは、かなり違いますね。間違いなく硬く結合した細くても折れない、なおかつ含油効果による滑らか書き味が生まれたのです!
今回参考にさせていただいたのが、トンボ鉛筆の「鉛筆の歴史」です。以前から何度も訪問するホームページですが、全く飽きがこない文房具の楽園です!
このシャープ替芯って、切っているんです。それでこの精度、すごいです。
書き味も、いつも使っているシャープ芯よりも良いなぁ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。