このパイロットの製図用インクが¥500で売ってました。まだ3個くらい在庫がありましたので、僕が全部買い占めようと思ったのですが大人げないので自分が楽しむだけにしておきました。欲しい人は是非買いに行ってください。
僕が買った場所は秘密ですけど、そっと教えると大須です。この¥500という値段は、めちゃめちゃ高いのかも知れないし、安いのかも知れません。でも、僕にとってはワンコインで当分楽しく過ごせる超お買い得商品だったのです。
ふたを開けようとしたのですが、どんなに力任せに回転させようとしてもビクともしません。こういうの良いですよね。やっぱりもう一個購入して、そっちは破壊してインクを使ってみたいものです。どんな色の字が書けるのかな?
以前、僕はこんな記事を書いたのですが、気になってここのお店にもう一度立ち寄ってみました。そしたら、この場所から撤退するとのことで「安くしてあげるよ!」と、誘惑してきました。困ったおばあさんです。
僕は童顔なので誘惑されるのは慣れているのですが、この古いインクの誘惑には勝てませんでした。残りの2瓶を全部売って欲しいとお願いしたところ「やっぱり値段がわからんから売れない」ということでした。前回、¥500だったと言っても通じません。
とっても心残りだったので、月末にもう一度行こうと思います。
古い文房具に触れると見えること聞こえること
僕は妄想かも知れないのですが、古い文房具に触れるとガヤガヤと声が聞こえてくるんです。昭和のまだパソコンも電卓もない時代の事務所で、大勢の人がああでもないこうでもないと一生懸命に仕事をしている物音がしてくるのです。
きっとそういう世界に憧れているんでしょうね。そうとしか説明がつかないのですが、昭和の古き良き時代の文房具が大好きです。買える範囲で買い集めるようにしているのですが、骨董沼にはまらないように十分注意したいと思います。
その昔、会社の上司が骨董にはまっていまして、蓄音機とか集めていました。僕は「バカじゃないのか?」と思って冷ややかにみていたのですが、今ならその気持ちわかります。僕も歳を取ってそういう渋みを味わえるようになったということですね。
さらにはデザインがシンプルで良い感じです
そして、昔の文房具はデザインがシンプルで良いですよね。チャラチャラしていないのです。地味にその文房具の性能を表現していますよね?そんなデザインでなんとか売り込もうなんて気持ちが薄かったのかもしれないですよね。
このパイロットの製図用インクもあまりに地味なデザインで素敵です。僕はこのインク瓶だけ取っておいて、インクを詰め替えて使うのも面白いかも知れないなぁと考えて、着々とその企画を立てております。読者のみなさん、お楽しみにね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。感謝です。
(この記事は2018年5月30日に書いた記事のリライト版です)