僕たちが、通常使う鉛筆は「六角形」をしている。
もちろん三角も丸もあることは知っているが、六角形が一番メジャーだ。子供の頃は、鉛筆の一部分を削って数字を書いてサイコロ代わりにして遊んでいた。昭和生まれの人なら、誰もが一度くらいこんな経験をしているのではないだろうか?
この通称サイコロ鉛筆が、最も力を発揮するのがテストの時だ。選択問題でどんなに考えてもわからない時に、この鉛筆を転がして神託を問うことが多かった。その頃は神様に愛されていなかったため、たいてい外れた。虚しく散ることばかりだった。
たいていの問題が5択であったため、6の面にはカッコ書きで(3)というように表記して、5択で6が出てしまった時には3と書くようにルールを決めてあった。猛烈な劣等生であった頃の懐かしい思い出である。
さて、話を戻すと・・・鉛筆が「六角形」なのはよく知っているが、どうして何だろう?僕は勝手に「歩止まりが良いから」と思い込んでいたが、そうだけではないらしい。今日はその謎を探ってみたい!
三菱鉛筆さん、どうして鉛筆は六角形なんですか?
鉛筆に関する質問なら大抵答えてくれる三菱鉛筆さんのHPを訪問して、上記の質問の答えを探してみましたところ、やっぱりちゃんとありました。さすがですね。
鉛筆に6角形が多いのは、転がらないため、また、持ちやすいためです。文字を書くために鉛筆を持つ場合は、必ず3点(親指、人差し指、中指)で押さえるので、3の倍数の必要があります。
色鉛筆は、絵を描くために色々な持ち方をして使いますので、指あたりのよい丸軸にしています。また、色鉛筆の芯は墨芯鉛筆のように焼いていないため、かつては強度的に弱く芯が太いため、軸が6角形では芯と軸の表面との距離に長短の差が出て、芯を十分に保護することができないと言われていました。しかし、現在は技術の進歩により、6角形の軸でも芯を十分に保護できるようになっています。
6角形が多い理由 | えんぴつの豆知識 | お客様相談室 | 三菱鉛筆株式会社
やっぱり、そういう理由なんですね。持ちやすさは3の倍数っていうところが、とっても気に入ったフレーズです。本当によくわかりました。
鉛筆の素晴らしさを堪能させてくれる三菱鉛筆の商品
僕は昔から鉛筆の硬度すべてのバリエーションを揃えて持っておきたいという夢があったので、この鉛筆セットを手に入れた時には嬉しかったです。僕と同じような気持ちでいる方は、ぜひとも購入して楽しんでくださいね。
ちなみに硬度バリエーションを掲載しておきますね。
Hi-uniでは、10Hから10Bまでの22種類があります。
これは世界一(※)の硬度幅です。
(※2008年5月当社調べ)
この中でも僕の学生時代の憧れ硬度は「F」でした。フミヒロの頭文字でありますし、あまり誰も使っていないので、密かに使って悦に入っておりました。こういう暗い話、良いですよね(^ ^)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。