大学時代の友人がモンゴルに行った時に、現地で僕のことを思い出してくれて、お土産に「鉛筆」を買ってきてくれました。それを郵送で送ってくれたものが、今日届いて眺めています。こういう海外の文化に触れることが出来るのは、いいなぁ。
モンゴルで、文房具屋さんの前を通り何故か文啓(僕のことです)を思い出し、モンゴル製のものを探しましたが、中国やロシア製のものばかり……これは「ノミンデパート」というモンゴルにあるデパートオリジナルの鉛筆です。まあ、しょーもないものですが、話のたねに……キリル文字で書いている。
ちょっと文章になっていないところもありますがご愛嬌ですね。付箋に走り書きした彼女の手紙を原文そのまま紹介しちゃいます。あれ?モンゴルの文房具屋さんでなくてデパートだったんですね。さらにニッチな匂いがして良い感じです。
モンゴルに行っていた彼女は、僕が文房具ブログを書いていることを聞きつけて、気を利かしてくれたのです。グループで遊んでいて仲良しだった女の子で、付き合っていたわけでもないし、手も握ったこともないけど、最近Facebookで繋がってます。
とにかく優しいなぁという感じの子でした。根っこの部分は年齢を重ねても変わらないんですね。こうやって「鉛筆」を送ってきてくれるのは、本当にありがたいことです。隣の県で元気にやっているそうなので、暇をみつけて会いにいってこようと思います。
そんなわけで今日はモンゴルからやってきた「鉛筆」について書いてみます。
覚えられないことは「鉛筆」に書ければいいと思ってました。
すごくお恥ずかしい話なのですが、僕は暗記が苦手でした。掛け算の7の段は長いこと覚えることが出来ませんでした。7×6、7×8が微妙に苦手で、ここだけは「鉛筆」に書いておけたらいいなぁとずっと思っていました。まあ、許されませんよね。
それどころか、暗記科目は全部「鉛筆」に書けたらどんなに楽だろうと、いつも妄想していました(よく考えなくても、それカンニングでしょ(笑))
今回モンゴルのお土産でもらった「鉛筆」も色々書いてあります。いいのかな?
僕たちが標準的に使っている単位について書かれているんですね。フィートとメートルの相関とか、オンスとグラムの関係です。こういう単位が書いているところをみると、子供向けなのかな?と思います。
キリル文字?知ってましたか?素敵ですよね。
こういう異文化について、さっぱり知識のない僕に最近どんどん情報が流れこんできます。とっても幸せだからかも知れませんね。「キリル文字?」
キリル文字という名称は、スラヴ人に布教を行った正教会の宣教師キュリロス(キリル)とメトディオス(メフォディ)の兄弟に由来する。しかし彼らが実際に考案した文字は、現在グラゴル文字と呼ばれる別な文字であった。
キリル文字はキリル・メフォディの没後、900年前後にギリシア文字をもとに作られた文字であり、12世紀以降徐々にグラゴル文字に取ってかわった。このため、後世にはキリルが作ったのがキリル文字と信じられるようになった。
日本等では特にロシア語の文字として知られ、ロシア語で使う 33 文字(大文字小文字を同一視して)は、ロシア文字とも呼ばれる。しかし、キリル文字の総称としてロシア文字と呼ぶのは、起源や使用範囲から見て問題がある。
読んでもさっぱりわかりません。まあ、国際情勢で影響を受ける国によって、その使われる言語が変化していくのは理解できますね。こういうのが文房具を通じてもわかるのが楽しいです。
そして、やはりというか……削ってあります。日本以外の国の鉛筆は「ちゃんと芯が入ってますよ」という証明をするためにも、すでに削ってあるものが多いです。これも文化ですよね。日本で芯が入っていない鉛筆を売ったら、どうなるんでしょうね?
鉛筆って劣化の少ない素敵な文房具です。
僕が子供の頃に使っていた何十年前の鉛筆だって、いまだに元気に使えます。何世代に渡って使える鉛筆や万年筆は、その当時の文化や風俗をリアルに知ることが出来て楽しいですよね。こういう海外の鉛筆やその当時におまけにつけていた鉛筆などは、眺めているだけで幸せです。海外旅行やタイムマシンに乗っているような気分になれますからね。とっても安い投資でそんな素敵な旅を味わってみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。