第92回、93回文房具朝食会@名古屋を岐阜県大垣市にある『川崎文具店』さんの店内をお借りして開催させていただきました。お題は、「インク工房100色試し書きin川崎文具店」。しかしながら内容はもっとインク沼でした。
なにしろ店長さんが驚くほどの専門知識をお持ちで、最初の自己紹介だけで圧倒されてしまいました。歩く万年筆辞典みたいな人です。万年筆のインクを飲むまでは行っていないと思いますが、血液の数パーセントはインク化しているのでは?と思えました。
最初に試し書きの作法をレクチャーしていただいたのですが、そのあまりの贅沢なやり方なので、この時点でうっとりとして催眠術にかけられたようになってしまいました。気が付いたら大垣市民になっていたということもありえましたね。
特に問題なく無事に帰宅しましたが、その時の様子を引き続き紹介しますね。
インクを試し書きする時の作法を教えます
これは僕がいただいたライフの紙に試し書きしたものです。振り返ってみれば、もう少しちゃんとルールを決めて書けば分かりやすかったなぁと反省してます。あとで見返しても分かるようにすればよかっただけですからね。
- インクの色合いと濃淡がわかる筆跡
- メーカー名
- 色の名前、または番号
- (ときめき度合い)
このくらい書いてわかりやすく並べておくとあとで読み返したときに分かりやすいと思います。さらには、後になって「この色を買いたい!」と思い立った時に、すぐにお店に行って注文できるのも良いですよね。おすすめします。
そしてその時の道具の使い方も気を付けましょう
インクの試し書きといえばガラスペンを持ってきて、つけて書いて洗うを繰り返すのが定番ですよね。多くの試し書きができる文房具店が、このシステムを採用していると思います。ガラスペンは綺麗に洗えるので本当に便利な道具ですよね。
しかし今回の『川崎文具店』さんが、試し書きにGペンとカリグラフィー用のペンが置いてありました。僕はGペンを初めて使ったので、本当に面白いペンだなぁと感心させられました。日本の技術を集約したような単純だけど安くて素敵なペンです。
途中からカリグラフィー用の店長が研いでくれたものが混じっているペンに移行していったのですが、こちらの方がインクの濃淡がよく確認できます。さらには書いた時の感触がとても楽しいので、止まらなくなってしまいました。
午前の部も午後の部もたっぷり2時間試し書きをしたのですが、何度か足を運んで、狙いがしっかりしてからでないと時間が足りませんね。もう一度行って、自分の好きな色合いを集中的に吟味して、好きなインクを購入したいです。
どうにも気になっちゃうモンブランをお持ち帰りです
世の男たち同様に、僕もモンブランのこのエンブレムに弱いのです。かっこいいのでとても憧れます。今回もついつい試し書きの中心は、このブランドのインクに偏ってしまいました。まあん好きなものを追求するのは悪いことではないですよね。
さらにはモンブランのインク¥2000が、とても安く思えてきて、お持ち帰り(ちゃんと買いました)しちゃいました。ラベンダーパープルです。この色合いのインクは持っていなかったので、楽しく使っていこうと考えています。
昔の僕ならなかなか使えなくて、大事に飾ってあったのです。でも良いものがどんどん目の前に現れて、それを自分のものにするためには躊躇わずに使うしかないと気がついたので、じゃんじゃん使って行きたいです。ここが大事なんですよね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。感謝します。もう何回か『川崎文具店』さんのレポートをあげてみようかな?と考えております。よろしくお願いいたします。