2月に発売された 『かわいい 女子文具図鑑』を読んで、女子の気持ちを考えてみました。「一体、何を企んでいるの?」と、ご意見をいただきそうで怖いですが、男子目線だけで文房具をあれこれ語っていてはダメということがよくわかってきたからです。
僕はもう9年も文房具のブログを書き続けてきてますが、人類の半分は女性で、その美しさを掴み取る感性は、到底男性が追いつけないことは周知の事実であると最近わかりました。繊細な仕事や感性が要求されることは、女子に敵わないですよね。
やはり、そうであるならば、文房具という世界も「デザイン」「機能」「コスパ」などで評価する女性の目線もいれるべきなんですよね。そもそも、もうすでに入っているというか、前面に押し出す必要があります。その集大成がこの本です。
「はじめに」を読みながら、この本を考えてみる
まずは、冒頭記事の「はじめに」を読んでみることにしました。初っ端に
何気なく手にとった文具。
それがかわいいというだけで、
どうしてこんなにテンションが上がるのでしょう。
女子たちは「かわいい」を求めているんでしょうか?僕はそこには何だか違和感を感じます。もう一歩超えて、すでに「自分らしい」という世界にまで踏み込んでいるような気がします。ちょっと街に出て市場調査をしてみました。
熱心にコクヨの『GLOO ステックのり』を見て騒いでいる女子たちに声をかけてみました。「一体何をそんなに興奮して文房具を見てたの?」と、決して怪しいものではないことをアピールしながら質問してみたら、ちゃんと答えてくれました。
「だって、テンション上がるじゃないですか!このシンプルなデザイン、普通のタイプはビビットな色でたくさん文字がついていてごちゃごちゃしているでしょ?私はそういうの嫌いなんです。こんなシンプルなデザインが欲しかったんです。
そして丸くなくて四角ってところも良いです。収納するときにも、使い終わった時にも転がらないと収まりが良いんです。今までは丸い糊部分を傾けて使って紙の四角の部分に当てていたんですが、四角になればもうそんなことしなくて済みますしね。」(インタビュー掲載は了解済み)
こんな的確な答えを、名古屋の地下街を歩いているうら若き女子たちが即座に返してくれるんです。実際に使う前なのにこんな怒涛の返事が返ってくるとは思いもしませんでした。やっぱり自分の行動や考えがあって、文房具を見つめているんですよね。
実に「表紙」が良いと褒めてもらいました
この原稿を書き始めたときに、私の娘がバイトから帰ってきました。「あれ?これ文房具の本なの?今までと違って良いじゃない!」と言ってくれました。彼女からすると、表紙に文房具が並んでいる文房具本にはうんざりしていたみたいですね。
さらにパラパラとページをめくっていく最中に「写真に使っている小物がいいね!」と言ってくれました。タイルを使ったりおしゃれなカップや敷いてある布がとてもおしゃれに見えたそうです。choudoさん、してやったりですね。
本の中で取り上げられている文房具イベントです
- 文具女子博
- 紙博
- 紙me
- 活版 TOKYO
- 文具と紙と暮らし市
- 京都TAG文具祭り
- ごほうびフェスタ
- 東京インターナショナルペンショー
明日は、この本で取り上げられている文具について話していきましょう。なかなか女子の気持ちの部分にまで踏み込んでいませんね(笑)まあ、ぼちぼちという感じで、よろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。感謝です。