- 平成元年に登場した『修正テープ』の思い出
- まずは、プレスリリースより紹介します
- 引く力を半減 驚くほど軽く消せる修正テープ「MONO AIR」
- 「エアータッチシステム」とは
- あわせて読んでいただきたい僕の文房具ブログ
平成元年に登場した『修正テープ』の思い出
若かりし日の僕の職場では「修正液」が全盛期でした。ボールペンで書いたものを修正する時には、この文房具を使って白く塗り、ふうふう息を吹きかけて乾かしていました。何度も間違えると、ひび割れたりして厄介なものでした。
まあ、間違えなければ良いんですけどね(笑)。でも、そうして月日が流れるうちに、すごい文房具が出てきました。それが『修正テープ』です。この文房具のすごいところは、使った瞬間に乾いていて即座に書けちゃうというところです。
でも、この文房具にも欠点はありました。それは、「たわみが出来て故障の原因になる」「神経をつかって押さえるように定着させなくてはならない」といった問題です。これがあるために使いにくいと思っていた人もいるはずです。
そんな問題を一気に解決してくれる『修正テープ』が登場しました!
それが、トンボ鉛筆の軽く引ける修正テープ「MONO AIR」です。
2016年6月の発売の文房具なのですが、とっても素敵な文房具ですので、是非是非みなさんに良く知っていただきたくて紹介したいと思います。
まずは、プレスリリースより紹介します
株式会社トンボ鉛筆(社長・小川晃弘、本社・東京都北区)は、軽い力で引ける修正テープの新製品「MONO AIR(モノエアー)」(商標)を6月8日、全国の文房具店と文具コーナーで発売します。 修正テープを紙面にあててテープを引き出す力(引出力)を半減させました(当社従来品比)。この軽い引出力は世界最軽量(当社調査)で、「驚くほど軽く消せる」と包装に表示して販売します。
発売するのはテープ幅4.2mm、5mm、6mmの3種。色柄はテープ幅別にスタンダードタイプとカラータイプ(ライム・ブルー・ピンク)。発売期に数量限定でパールブルー、パールイエロー、パールピンクの3色のカラーバリエーション(テープ幅5mm限定)を発売します=写真・文末=。すべて10m巻きで、使いきりタイプです。 メーカー希望小売価格は全種税込270円(税別250円)です。エコマーク認定商品、グリーン購入法適合商品です(限定品を除く)。
年間販売計画は150万個、3億7千万円(小売価格)です。
引く力を半減 驚くほど軽く消せる修正テープ「MONO AIR」
本製品の特長は、当社従来品より61%(テープ残量10m時)テープの引出力を軽くした点です。修正部を軽くなぞる感覚で、スピーディにストレスなく修正できます。
これまでの修正テープのテープ引き出しが重かった理由は、紙面からヘッドを離した時のテープのたるみを防止していたため。そのためテープ残量がわずかになると平均で約30%引出力が重くなって使いにくくなっていました。(リールの径が小さくなるため)。
本製品はこれまでの方法を改め、テープ走行をコントロールする機構を内蔵。修正ヘッドが紙面に触れる力を利用して「テープ走行(ロック解除)」、紙面から離れると「テープ停止(ロック)」することで、これまでつねにリールに負荷していた抵抗(重み)を半減させました。
その結果、使用する時の引出力は、使い始め(テープ10m時)で61%軽減、残量2m時で58%軽減しました(当社従来品比較)。
「エアータッチシステム」とは
本製品のエアータッチシステムは、修正ヘッドを紙面に押し当てたり離したりする力を利用してテープ走行をコントロールする機構です。使用時は「走行」、未使用時は「停止」に切り替わります。
①紙面に修正ヘッドがあたるわずかな力(100gから駆動)を応用して供給リールのロックを解除します(下左図)。
②ヘッドを紙面から離すと供給リールはロックされテープ走行が停止します(下右図)。本製品はエアータッチシステムによって、軽く引ける(軽い引出力)、テープがたるまない(重い引出力)という技術的には対立するユーザビリティを駆動する機構を利用して満足させた点に新規性があります。
これが良いんですよね。たわみを生まずに、安心して修正テープを走らせることが出来る秘密がここにあります。僕も実際にためしてみましたが、実に軽い、そして実に安心のつかい心地です。オススメ出来る文房具ですね!
この性能で¥250は安いですよね。本当に最近の文房具の価格の安さには驚きます。もっと正当な対価を払う風潮がこないと全ての人が報われないと思うんですけど、いかがなもんなんでしょうかね?
昔、職場で書き損じると「修正液」を吹きながら書き直していた世代の皆さんも、是非お試しくださいね。