万年筆友達のうさこさんがペンズアレイタケウチさんで「金魚」を購入したと聞いて、僕もどうしても我慢できなくて買ってきました。生き物の方ではなく、万年筆のこの柄を総称して「金魚」と呼んでいるのですが、美しいですよね。
大西製作所の「金魚」は、もう手に入らないと言われてますが、今回が最後の入荷らしいです。このお店には10本入荷したそうなんですが、10本とも買っちゃおうかな?とか思いました。だってもう買えないかもしれませんからね。
もちろんこの万年筆はセルロイドです。とってもデリケートで火にも弱いので大事にしてあげないとね。大事な愛人のように取り扱いします。もう一本買って、使う用と保存用にして楽しもうかな?とも思ったりします。
ちょっと興奮気味ですので、今日は写真が多いです(*^_^*)
セルロイドは歴史上最初のプラスチックです!
セルロイドはニトロセルロースと樟脳を合成することで作られた世界最初の人工プラスチックである。1856年にイギリス人のアレキサンダー・パークスによって発明された。ちなみにアレキサンダー・パークスはイギリスバーミンガム出身の発明家で、電気メッキやプラスチック開発に関するプロセスや製品について66もの特許を持つ人物である。
セルロイドはこのパークスによって初めて作られることになり、「パークシン」と言う名前で売り出された。しかし物量とコストが見合わずこの時点では本格的な商用化に結びつくことはなかった。
その後セルロイドは、1860年代にパークスから特許を取得したジョン・ウェスレー・ハイアットによって開発が進み、初めてビリヤードのボールとして製品化が実現。当時ビリヤードのボールには象牙が使用されていたが、ジョン・ウエスレー・ハイアットの開発によって1869年、セルロイドによるビリヤードボールの本格的な製造が始まった。
そもそも象牙の代替品として普及した経緯もあるくらい美しい素材なので、何百年たっても僕たちを魅了するのは当たり前ですよね。この貴重な万年筆、なんと一万円です(税別)。どうですか?買う気になったでしょ?(笑)