「自由研究」は全国的に悩みのタネです
夏休みの自由研究に悩む親御さんが多いそうです。もう何十年も前のことで忘れちゃってますけど、僕も悩んでいたんでしょうかね?これは、子供達の問題でありまして、決して親の問題ではありません。そこを間違えなければ悩む必要はないですよ。
昨日も行きつけの文房具店:ペンズアレイタケウチさんで、小学校4年生のお子さんを持つママさんが、子供の自由研究をどんなテーマでやるか悩んでいるとのことでした。テーマを決めてスタートさせてからが勉強です。悩む事は何の役にも立ちません。
僕は即座に「悩むのは止めて、このテーマで明日からスタートしなさい!」とアドバイスしたのですが「この人、他人事だと思ってまた良い加減なことを言っているなぁ」と思われたに違いありません。もっと追い詰められていたら喧嘩になっていたかもです。
今日はそんな、夏休みの自由研究で作られた凄い作品を紹介しますね。
2016年に大ブレイクした『文房具図鑑』
みなさんもご存知ですよね。夏休みの自由研究で取り組んだテーマをブラッシュアップして本を出してしまった山本健太郎君の『文房具図鑑』のことを。まだ、記憶に新しい小学六年生の文具愛が爆発した衝撃的な本なのです。
それでは『文房具図鑑』が発売に至った経緯と、その背景を紹介していきますね。
どこにでもいるような普通の小学生、山本健太郎くん。でも、彼は文房具マニアだったのです。
その文房具マニアの小学校6年生の男子が、夏休みの自由研究で提出した文房具図鑑が書籍化されました。お母さんにもらった白紙の本になんとなく描き始め、1年間で完成させたものです。小学生と侮るなかれ。可愛い手描きの中に、文房具の長所も短所も語り尽くした最強解説本なのです。
ページ数は112ページ、掲載アイテムは168個。そのすべてが実物大の手描きで模写され、文房具を使用した時の感想も小学生とは思えない鋭い突っ込みとともに書かれています。大人の想像を超えた熱量がこもっている一冊です。
健太郎くんが完成した文房具図鑑を行きつけの文具店に持っていき、その文具店のSNSからウェブメディアに取り上げられ、瞬く間に情報が拡散され、話題に。その完成度は「小学生の宿題の域を超えている」と、大人の文房具ライターやマニアの方々も大絶賛でした。
その後、朝の情報番組「ビビット! 」「スッキリ! 」「所さんの目がテン! 」に立て続けに取り上げられました。こんな夏休みの自由研究があっても良いですよね。ペンズアレイタケウチさんにも置いてあります。
夏休みの自由研究はこの3つが大事です
全く正面から取り組まなかった僕がこんなことを偉そうに言うのは気がひけるのですが、後輩の人たちのために言っておきます。夏休みの自由研究は、この3点に気をつけて、結果とどうつながっているのかを確認しながら進めていくと良いと思います。
- 自分が一体何が好きなのかを知ること。
- その「好き」に対する情報の中身(コンセプト)。
- 最後は「タイトル」と、そのプレゼンの力。
この3点を発見できるような夏休みの自由研究であって欲しいですね。僕の場合は、本当に片付け仕事でしたので何も残りませんでした。でも、自分が一体何が好きなのか?そして、その好きはどうやったら長く自分と関わりながら楽しめるのか?
そんなことを、家族で話し合いながら進めていけることが理想だと思います。最後はかなり真面目に締めてしまいましたが、ご理解いただけたでしょうか?是非是非、親御さんがこういう思考を念頭においてから、子供達を導いてあげてくださいね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。読者の方に感謝します。