『心のホッチキス・ストーリー』
心のホッチキス・ストーリー - - マックス株式会社
今朝、4月から名古屋支店勤務になられたマックス株式会社の中村支店長のあいさつ文を読ませていただいておりました。既にご挨拶&名刺交換させていただいておりましたが、文章を読むと「人柄」がすごくにじみ出ていて素晴らしいです。
またじっくり「サクリシリーズ」について談義いたしましょう♪それはさておき、今回のあいさつ文の中に、とっても気になる言葉が掲載されていました。それは『心のホッチキス』!なんだ、それ?僕は知らなかったので即調べてみました。
¥¥マックスのHP⇒会社情報⇒『心のホッチキス・ストーリー』で入れます。案内文はこちらです。
マックス株式会社では”あなたが今、ホッチキスしたいこと”を募集しています。何気ない生活の中にある、「今の幸せ」「家族の結束」「人との付き合い」「恋人との思い出」など、いつまでも心にとどめておきたい思いや出来事などをお寄せ下さい。
どなたでもご応募いただけます。
2010年よりスタートし、毎年行っております。
応募については、当社HPにて、ご案内いたします
あなたが今、ホッチキスしたいこと!なんだかあの「カチッ」という音が聞こえてきそうなくらい素敵な言葉ですね。早速、目を通してみましたよ。
『心のホッチキス・ストーリー』内容紹介
第五回の大賞はこちらの作品です。
愛知県 女性 18歳 ルイス
毎週金曜日は、父と二人で銭湯に行く。それが私と父の習慣だった。学校から超特急で帰り、早めの夕食をとってから、タオルを片手に車に乗る。大好きな歌を熱唱する父は、いつも楽しそうだった。
その日の金曜日も、いつも通り銭湯に行って、湯上がりのアイスを食べながら帰り道を走っていた。一通り歌も終わり、家に着く直前、父は何気ない口調で、出張に行くからしばらく銭湯には行けないと言った。いつまで行くの?と聞くと、ん~、わかんない!とタレントのものまねでごまかす父。その軽さに流され、私もオッケー!なんてものまね返しをした。
それから父は、半年近く戻らなかった。父が出かけてから一ヶ月後に聞いた話で、その訳がわかった。父の体は癌に侵されていた。幸い転移は見られなかったが、聞かされた当初、私はショックで学校を休んでしまった。そして、車の中での会話を思い出した。あの時、父は私を不安にさせないために、わざと明るく振る舞っていたのだ。自分が大きな病をかかえていながら、尚、私のことを考えてくれていたと知ると、涙が止まらなかった。
それから半年後、帰ってきた父は、前よりも大分痩せていた。涙腺を崩壊させる私の頭をなでながら、『風呂、行くか』と父はたずねた。帰って来た日は金曜日。今までで一番幸せな金曜日だった。
シンプルな文章ですが痺れるくらいに日常の幸せが伝わってきます。とっても良いですね~。深く感動しました。
僕のブログも「心のホッチキス・ブログ」だった。
そういえば・・・僕のブログも日常のささやかな感動を綴っていくための「文房具ブログ」でした。好きな文房具なら毎日書けるし枯れることがないとわかっていたからです。これを文章にして生きた証にするために始めたんです。
僕は自分のブログに「感動」「幸せ」「心」。そんなエッセンスをいれつつ、続けて行きたいと思いました。中村支店長、新鮮な感動をありがとうございます!