明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。
2018年の最初の文房具朝食会@名古屋を開催させていただきましたので、そのレポートです。今回はスピンオフ企画!いつも会場を提供してくださっている矢田建築設計事務所の矢田義典さんの『たてものとノートとコーヒーの話し』という講演です。
ちなみに何度聞いても頭に入ってこない人のために解説しておきますと、スピンオフとは派生的に生じることやモノを指します。文房具朝食会@名古屋と非常に近いところにいる矢田さんが設計・ノート・珈琲のお話をしてくれます。これは楽しみですね。
『たてものとノートとコーヒーの話し』企画内容
1月6日 企画
*新春放談・初笑い*
『たてものとノートとコーヒーの話し by「NO DETAIL IS SMALL/矢田建築設計事務所』with文房具朝食会@名古屋
<内容>
2018年、1年どう過ごす?のヒントになれば、、、。
一昨年、昨年と某大学で自分たちのデザインやモノづくりに対する考え方などを講義で話させてもらっています。恐 縮ですが、その講義のリクエストがあった事と新年、文朝 にて自分たちの思いなどもお伝えできる機会!と思いこの ような場を頂きました。
内容は、設計した建物やノートづくり、コーヒーのことや普段は語らない内容をこっそりお話しします。初々しい学 生に戻ってご講聴ください。☆最後に簡単なレポートを書 いてもらいます。
第1部 10:00〜11:30ころ「たてものとノートとコーヒーの話し」
定員 6名 @¥1,000(コーヒー、軽食付き)
第2部 12:00〜Free time お酒も冷蔵庫のものOKです。※第2部は、自由にしてください。貸切ですから。 宜しくお願いします。
NO DETAIL IS SMALLさんのホームページはこちらからです。
アジェンダはこんな感じです。
- NO DETAIL IS SMALL について
- 私たちの経歴について
- Pen,s Alley Takeuchi について
- 住宅の仕事について
- 店舗、事務所の仕事について
- 心地について
どれもとても興味深い話でした。途中で紙を触らせていただいて、試し書きして、どの紙が一番自分は好きなのか披露しあったり、手作りで紙の箱を制作したりと、とてもではないですが1時間半で収まりきる内容ではなかったですね(笑)
レポートのお題目のひとつにチャレンジです
全部で4つの宿題レポートのお題目をいただいたのですが、一番きになったものを僕の回答と一緒に披露しますね。そのお題目は「大量生産されて良く売れているものはデザインが良いと言えるのか?」というものです。考えさせられますよね。
では、そもそも「デザイン」って何でしょうか?言葉の意味を調べてみます。
デザインは日本語では「設計」にもあたり、「形態」や「意匠」と訳されてきたが、それだけに限らず、人間の行為(その多くは目的を持つ)をより良いかたちで適えるための「計画」も意味する。人間が作り出すものは特定の目的を持ち、それに適うようデザイナー(設計者)の手によって計画されるのである。
デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく、“計画を記号に表す”という意味のラテン語designareである。つまりデザインとは、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することと解される。
僕の回答です。
基本的にはそれだけ売れて大衆に受け入れられているということに着目すれば「良い」ということになると思います。しかしながら、それがコストにだけ着目されて引っ張られているとすれば、そこにはデザインの本質がないですよね。
さらには独占とか寡占を生み出すならば、さらに「良い」とは言えないはずです。将来に向かって閉塞感を生み出してしまうような「良い」ではならないと考えるからです。
色々な捉え方があるとは思いますが、久々によく考えましたので、この場をお借りして報告しておきますね。今回のスピンオフ企画は矢田さんの提案で実現したのですが、いつもと違う思考回路を使って考えたので、とても疲れました(笑)でも、気持ちいい疲れでしたよ。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。感謝です。