『本と文房具とスグレモノ』

文房具は、身近で安価で即効性のある成長アイテムです。毎日、情報を発信してます。

ロケット鉛筆で遊ぼう!

「ロケット鉛筆」を覚えていますか?実はこの文房具は今でもバリバリの現役なのです。試しに高校生の娘に聞いてみると、メジャーではないけど見たことはあると言ってました。ファンシー系のショップでは売られていますよ。

ブームが来たのは1980年代のちょっと手前だったと思います。そろばん塾に通わされていた僕は塾の売店で「ロケット鉛筆」を買うことを夢見ていました。ある日、母ちゃんから許可が出たので青軸のものを買いました。

あまりに嬉しくて嬉しくて飛び跳ねていたら、何かの拍子に左手の薬指の付け根あたりにぐさりと刺さりました・・・結構芯の部分が長い「ロケット鉛筆」の刺さった後は三十年以上経過した今でも、そのまま黒く残ってます。

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ロケット鉛筆の歴史

鉛筆なのに削る必要なし! はじめから先が尖った芯先がセッティングされている「ロケットペンシル」。もとはコクヨが「テンシル」の名で発売したのが最初で、以降他社からも類似商品が発売され、「ロケット鉛筆」の名でも親しまれました。

書いているうちに芯がすり減って丸くなってしまったら、芯先を取り外してペン軸の一番後ろの挿入口から押しこむと新しい芯先が押し出されてくるスグレモノです。

当時の小学校の筆記用具と言えばなにをおいても鉛筆。シャープペンシルもありましたが、正しい鉛筆の持ち方を阻害するといった理由から持ち込みを禁止していた学校が多く、メカニカルな機構が小学生の心に火を付けてロケットペンシルは小学生のマストアイテムとなりました。しかしロケットペンシルもまた持ち込み禁止に追いやられる事態が続出。

また芯先を1個でもなくすと芯送りが機能しなくなる欠点や、全ての芯を使い終わると軸などがそのまま燃えないゴミになってしまうなどエコロジーとは対極の位置にあった点もあり、大人世代にはその魅力は伝播しませんでした。

そうだ!シャープペンシルが「悪」のように扱われて学校に持ち込み禁止になっていたんですよね。今でも小学生で鉛筆しか駄目みたいな規則がある学校があるそうですね。懐かしいです。このことを知っているのは結構年配の人かな?

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僕の「ロケット鉛筆」での遊び方

僕は小学校の頃、頭が悪くて授業が面白くありませんでした。ですから授業中はヒマで仕方ありません。どうやって時間をつぶすかをいつも考えていました。しかし、その時代「寝る」という選択はありませんでした。先生に殴られるからです。

そんな中で考え付いたのが「ロケット鉛筆ロシアンルーレット」です。芯先を順番に抜いて行って、印をついたモノを引いた方が負けです。基本、一人で何役もやって時間を浪費していました。

「お前が先にひけ!」「なんだ、お前は怖いのか?」などといった掛け合いをやってから、引いて行きます。何勝何敗だったのかノートに書いていき、時間中に何回出来たか一人で競うのです。とても寂しい遊び方です。

みなさんの中にもこうやって遊んだ人いませんかね?もしかして・・・僕だけでしょうか?(^^;)

レモン 六角軸ロケット鉛筆 2B 886412 3本入

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