強行突破で「中村文具店」に行ってきました
東京の武蔵小金井駅から歩いて5分くらいのところに、昭和21年創業の『中村文具店』さんがあります。なかなか行けないので、夢にまで出てきそうでしたので強行突破して行ってまいりました。なかなかの行動力です。
ここのお店は基本土日営業。我が家の玄関から、ここのお店まで4時間かかります。全然日帰り圏内なのですから、もっと足繁く通わなくてはいけないですね。ここのお店は昭和のアンティーク文房具が所狭しと並んで居る天国なのです。
結構、全国どこへでも文房具のために出かけていく僕なのですが、こんな空気感を持ったお店は他にありません。僕も、来年から年に1度は必ず出かけて、お気に入り文房具を物色して心豊かに過ごそうと思います。
では、今日はそんな素敵文房具店『中村文具店』さんの紹介です。
僕が買った文房具を紹介します
今回僕が買ったのは「インク」と「ペンケース」です。でも、ちょっと面白いものなんですよ。とても長くなってしまいそうなので、簡潔に紹介しますね。このお店に置いてある文房具はどれもストーリーがあるので楽しいです。
まずは「インク」。これはアンティークです。2017年に丸善ジュンク堂書店が戦前のオリジナルパッケージを忠実に復刻させたものを販売したのですが、まさにそのものです。是非、クロマトグラフィーで色合い分析してみたいものです。
もうひとつの「インク」は、パイロットのものなのですが、見たことないですよね。アウトドアーとか書いてあるのですが一体何なんでしょう?これは、実は耐水性インクです。これも色合い分析にかけますのでお楽しみにしていてください。
さいごは手前部分の写り込んでいる「丸筒ワニ皮賞状ペンケース」です。名前を聞いてくるの忘れたので、僕が勝手にネーミングしています。(中村さん、すいません)中村文具店謹製と書いてあり、とてもかっこいいです。
1時間ほどの滞在時間だったのですが、50分以上店長さんと話し込んでいました。次回行った時には、もう少し念入りに店内を物色して文房具の買い付けをしてこようと思ってます。素敵な文房具が満載でしびれますよ。
中村文具店の店内散策開始です
店長さんに撮影許可をいただいたので、写真を撮りまくってきました。この写真で店内の雰囲気を察していただけると思います。これだけの量の文房具が並んで居るのに、整然としていて綺麗だなぁという印象です。
店長さんの方針なんでしょうね。きっと綺麗好き!私生活はそうでもないのかもしれませんが、来てくれるお客さんに対する姿勢が伺えます。しかも、奥からは何が出てくるのかわからないカオス感も漂わせていて良い感じです。
ナカムラブングテンさんの素敵なツイートを紹介します。
レトロ文具もデッドストック文具もそのまま売るのではなく、昭和の文具店の雰囲気を楽しんでいただけるよう当時の什器などを探し出し出来だけ再現した。流行ってる?(無い)から?何でもない会場で会議テーブルの上で捨て値で売るのも構わない。でもこんな店をやってる奴がいるこを忘れないで欲しい。 pic.twitter.com/Rdz0bpxHUc
— ナカムラブングテン (@nakamurabung10) 2019年12月12日
ね?この文章を読むだけで人間性がよくわかるでしょ?大好きです。
文房具を売るということについて
僕も営業をやっていたので「売る」ということについてよく考えてきました。基本、商品を提示して、その内容(デザイン、価格、機能)に納得してもらい、対価としてお金をいただくということは、社会に対してとても良いことをしていると思うのです。
中には、詐欺行為に近いことをして信用を失う輩もいますが、そういう例外を除き「売る」ということは素晴らしいことで、そこを仕事に出来るということはこの上ない幸せのはずです。需要と供給の関係なんですよね。
僕は、こんな味のある文房具店に入ったり、美味しい料理とサービスを提供してくれるお店に入ったりすると、この部分を深く感じます。これが健全なる社会の縮図であり、大きな意味での健康の一端でもあると思います。
話が大きくなりましたが、すべてのことに言えると思ってます。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。最後に宣伝ですが、日本にお住いの方で、僕のブログを読んでくださっているみなさんは少なくとも年一で『中村文具店』を訪問してください。
よろしくお願いいたします。