日本の美しい色名が彩られた人気シリーズ「日本の色見本帖」に、A5ノートが登場していたんです。この表紙の色の名前を眺めていると、側面の鮮やかな色彩を眺めていると、心が洗われるようです。心がちょっと汚れている皆さん、ぜひこのノートで浄化してください。
このノートの商品紹介です
日本の美しい色名が彩られた人気シリーズから、
A5ノートが新登場しました!
四季がうつろう中で名付けられた美しい色の散々をお楽しみ下さい。「密か心(みそかごころ)」人に隠しだてする心。ひそかな恋心。
「清明(せいめい)」清らかで、曇りのないこと。
「朝霞(あさがすみ)」朝に立つ霞。春の季語。
「鳳凰(ほうわう)」中国の想像上のめでたい鳥。羽に五色の模様がある。
・日本の色見本帖A5ノート
・特殊紙使用
・ノートの側面を反らせると色が現れます
■仕様内容■
本体サイズ:210×147×4mm A5
中紙:32枚(64ページ)・6mm罫線フルカラー
素材:紙(表紙:特殊紙)
重さ:96g
日本製
カミオジャパンさんのページの紹介を引用させていただいてます。
「密か心(みそかごころ)」PINK
「清明(せいめい)」LIGHT BLUE
「朝霞(あさがすみ)」PALE COLOR
「鳳凰(ほうわう)」VIVID COLOR
このノートの色合いは使う目的によって使い分けしたいですね。
日本語の色彩表現はなんとも言えない美しさと幽玄が入り混じって、僕の心を掴んで離しません。さすが、ペンキ職人の息子として生まれただけあって、このあたりの感覚は研ぎ澄まされているはずです(笑)。
こういう美しい色彩をそばに置いておくだけで、心豊かになるはずですよ。
文房具を楽しむ真髄(しんずい)です
とても大げさなタイトルをつけてしまって恐縮しておりますが、僕はこのノートを見て「文房具の真髄(しんずい)」を感じました。やっぱり文房具って、こうあるべきだよなぁって気持ちになったのです。
文房具は、いうまでもなく機能が大切です。ノートなら記録するために文字や図などを書き留めておくために、使い道に合致した「大きさ」「(ノートの)色合い」「紙質」などが求められます。そこを選択の中心として買い求める人も多いはずです。
でも、このノートの表紙は別に機能とは関係ないですよね。つまりデザインの分野に入っていきます。これを見ることによって湧き上がってくる感情が、どう僕たちの生き方に関わってくるかということになるのです。
例えば、「清明(せいめい)」の2番目に掲載されている白藍(しらあい)。先日、ジェットストリームというボールペンの新軸色の紹介として、僕のこのブログの中に掲載させていただきました。これを見て何を感じるかが大事だと思うのです。
そしてその積み重ねが、自分を作り上げていく糧(かて)となっていくはずです。
これが文房具を楽しむ真髄(しんずい)ではないでしょうか?
思い出の韓紅(からくれない)も登場
『古今和歌集』の在原業平が詠んだ歌がとても印象に残っています。ふとした時に口ずさんでしまうくらい好きです。どうしてこんなに好きなのかは、自分でもよくわからないですが、「からくれない」という言葉が好きなんだと思います。
『千早ぶる神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは』
(現代語訳)様々な不思議なことが起こっていた神様の時代に遡っても聞いたことがないが、竜田川が紅葉した葉のせいで真っ赤に染まっている。
今までに見たこともない非現実的な真紅が、広がっているのでしょうね。
韓紅、唐紅、とも書くようですが海外から入ってきた鮮やかな赤色をこう表現します。かれくれないという言葉が、僕の目の奥にぎゅっと詰まった綺麗な真紅を連想させてくれるんです。それだけで幸せです。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。