僕は中学生の頃に急性肝炎で1ヶ月入院した。そのころ流行していたウィルス性のもので、気をつけなさいよと学校側から通達があって注意していたのに、全校で僕だけ感染した。何千分の一の確率で当たった運の悪さだった。
ずっと体調も悪く微熱が続いて生きる気力さえも無くしてしまいそうだった。そこにさらに追い打ちをかけたのが毎日1時間以上も続く点滴だ。僕は辛くて辛くて、中学生だったにもかかわらずよく泣いていた。看護婦さんは優しかった。
そんな時に生きる気力を与えてくれたもののひとつが不滅の人気漫画『ドラえもん』だった。四次元ポケットから出てくる未来のアイテムに元気つけられたわけではなくて、タイムマシンで過去と未来を行き来しているシーンが好きだった。
「あれ?未来なんかちょっとした拍子でどんどん変わるじゃん!」と思ったら気が楽になってきた。きっと苦しくて辛い未来が待ち受けているに違いないと信じていた僕にとってこの漫画は心の救いになって、人生のバイブルになった。
もうひとつがクラスのみんなからもらった「手紙」だった。それまでそんなものをもらったこともなかった僕が何十枚も「手紙」をもらえて、そしてその中身には全部僕のことが書いてあって。飽きもせずに毎日繰り返し読んでいた。
その時に「手紙」を入れていたのはお菓子の箱だったんだけど、今度キングジムから発売される『紙文箱(かみふみばこ)』がその時代にあったなら。とってもおしゃれに収納できて、今でも持っていたかもしれないなぁと思ったのです。
そんなノスタルジックな思いを乗せながら今日の文房具を紹介しますね。
手紙専用の収納ボックス『紙文箱(かみふみばこ)』紹介します
株式会社キングジム(本社:東京都千代田区)は、"日々をたのしむ"をテーマとした文房具ブランド『HITOTOKI(ヒトトキ)』の新しいラインアップとして、レターセットなどの手紙用品を整理・収納するための専用ボックス「紙文箱(カミフミバコ)」を、2018年10月5日(金)より発売します。初年度販売目標数量は2万個です。
手紙を書く際に使用する封筒や便箋、切手やシールなどは、大きさがバラバラなため、ひとまとめに収納する場合、きれいに整理しにくいという課題がありました。
今回発売する「紙文箱」は、レターセットやシートシール、切手などの手紙用品を大きさごとに4つのスペースに分類して保管できる、手紙用品専用の収納ボックスです。箱の中は4つのスペースに分かれています。フタの裏側はレターセットやメモパッドなど大きなものを収納できるスペースになっていて、ゴムバンドで収納物の落下を防ぎます。手前側には一筆箋やシートシール、切手シートなどを収納できるスペースのほか、中が見やすい透明なフタが付いた2つのスペースに、ハガキやブロックメモ、マスキングテープ、フレークシールなどの細かいものを収納可能です。
色は3色展開で、赤は郵便ポスト、ストライプグリーンは便箋、茶は封筒をモチーフにしたカラーリングです。
キングジムは、「紙文箱」の発売により、整理用品市場にて新規ユーザーの獲得を目指してまいります。
『紙文箱(かみふみばこ)』製品の特徴です
- 大きさの違う4つのスペースで、手紙用品を大きさごとに分類して収納することができます。そして、中が見やすい透明なフタで、小物を見せながら収納できます。さらには、レターセットやメモパッドなど、大きなものもゴムバンドで支えて収納します。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。感謝です。