「カドケシ」の形を考える。
「カドケシ」は、どうしてこんな形をしているの?
さすが僕の娘だけあって、帰ってきた僕に素晴らしい質問をぶつけてきた。よくみるとキャラクターの「カドケシ」を持っている。自分で買うとは思えないので、どうやら友達から貰った誕生プレゼントの中に入っていたらしい。
質問することは素晴らしいことだ。疑問に思う事を素直に口にだして聞いてくる子供には全力を出して答えなくてはならない。それが親である僕の責任なのだ。それが得意な文房具のことなら任せてもらいたい。何時間でも話す準備は出来ているのだ。
それではお答えしましょう。「カドケシ」の秘密を話しますよ~
「カドケシ」を紹介します
「カドケシ」は、コクヨが2003年に発売した消しゴムのことであります。文字通りというか、形通りというか、角で文字を細かく消すことの出来る素敵な消しゴムであります。
その形状は、一辺が1cmの立方体を10個、互い違いに配置した形状で、全体の大きさは5cm×2cmで、カドが28個あり、繋ぎ目の箇所はRになっている。 素材は非ポリ塩化ビニル素材で、ポリスチレン系エラストマー樹脂でできているため、特殊な形状の本製品でも裂けにくい。 消しゴムとしてのその独特の形状から、本商品はMoMA(The Museum of Modern Art)の「MoMAデザインコレクション」に選定され同美術館に収蔵されている。並びに、2003年度グッドデザイン賞を受賞。 デザインはプロダクトデザイナーの神原秀夫。
スタンダードサイズの上記の他に、立方体の一辺が7mmからなる「カドケシプチ」、および一辺が15mmの「デカドケシ」(限定生産)がある。(wikipedia引用)
感動した消しゴム「カドケシ」
この「カドケシ」が発売された当時、僕はとっても感動した。「ここまで僕の心を見事に掴んだ消しゴムは無かったなぁ~」と。そして、「カドケシ」を買いあさった。何十個もストックを持っていて、いつでも使えるようにしていた。
しかし、年月が過ぎ社会人生活も落ち着いてくるとあまり鉛筆を持たなくなった、もちろんシャープペンシルでも書くことが少なくなった。鉛筆の字では頼りなくて不安になってくるのだ。僕はどんなときも最低ボールペンで書くようになった。
あれほど好きだった「カドケシ」も使わなくなったが、自分の子供がコツコツ消費しているようだ。久々に消しゴムストックケースを見てみると、なんとあれだけあった「カドケシ」が残り一個になっていた。
生き残るのか?「カドケシ」
この「カドケシ」は生き残るのだろうか?それとも無くなるのだろうか?僕は意外に残るんじゃないかと考えています。それくらいエッジが効いた文房具ですよね~考えたコクヨも凄いけど、これを凌駕する消しゴムは出現するんですかね?
消しゴムの未来が楽しみです。