万年筆インクが、どんどん欲しくなってしまいませんか?わかります、わかります、その気持ち。でも、収集することが目的となってしまっては楽しさも半減します。今日は、万年筆インクはストーリーで選ぼう!という話をさせていただきます。お付き合いくださいね。
なんで、そのインクを使っているの?
こんな質問をされた時、あなたはどう答えますか?「好きだからです」単純にそんな答えを返すよりも、「このインクが持っているストーリーが好きだから!」って返事して、その話を相手の方と共有出来たら、素敵ですよね。文房具って、こうあるべきだと思うんです。
どの文房具を使おうとも自由です。でも、なんでも良いと思って使うよりも、自分はこういう理由で使っているのだと主張出来た方が、人生が何倍も楽しくなると思いますよ。特に、万年筆インクの世界はその傾向が強いように思えます。だって、色合いは個性そのものですから。
そのためには、その色合いをブレンドした作り手の気持ちを知る必要があります。そんな部分を理解してから、万年筆インクを購入して、使ってみてはいかがでしょうか?時間がゆっくりと流れるように感じるほど、味わい深い生き方を感じながら毎日を過ごすことが出来ますよ。
その万年筆インクを使うたびに、音楽が聞こえてきたり、思い出の映像が浮かび上がったり、味わいや感覚が思い出されたりしたら、それは幸せなアルバムみたいな役割をしてくれるはずです。そんなインクを探し出して、使ってみるが楽しいんじゃないでしょうか?
今日は、そんな想いを抱きながらブログを書いていきますね。
阪急マルーンを買ってきました
ナガサワ文具センターさんが発売した、阪急神戸線開通100周年記念の万年筆インクです。
神戸を中心に店舗展開されていて、尖ったデザインと抜群のセンスで文房具好きに深く深く愛されている老舗文房具専門店:ナガサワ文具センターさんが阪急電車とコラボレーションしたスペシャルなインクです。本当にシビれます。
阪急電車が、創業当初から一貫して守り続けた阪急マルーン(栗色)を、忠実に万年筆インクとして再現しました。文房具ファン、鉄道ファンにはたまらないアイテムになること間違いなしです。
初回販売の1000個は、すでに売り切れ済みだそうです。
Kobe INK物語 特別色「阪急マルーン」
【仕様】万年筆用カラーインク(50ml)、阪急神戸線開通100周年記念パッケージ、特製しおり
【個数制限】より多くのお客様にご購入いただけるよう、この商品には購入個数の制限(お1人様・2点まで)を設けさせていただいております。※この文章のオリジナルはナガサワさんのものなのですが、僕のブログの波長に合うように僕の言葉で書かせていただいています。
すいません。僕も、みなさんに行き渡ることも考えず、ついつい2個購入してしまいました。私ごとではありますが、阪急電車に乗って3年間ほど会社の営業活動をやっていたので、とてもこの色合いが思い出深いのです。この阪急マルーンで日々の想いを書きたいと思っています。
阪急電車での思い出です
阪急電車の思い出です。
この電車に乗っている大阪の人たちは、席を譲りあう心が強いなぁと思いました。子供や身重の女性には、みんな競うように席を譲ります。ちょっとタイミングが遅れたりすると、お詫びの言葉を投げながら、別の車両に移ってしまうような人も見かけました。素晴らしいですね。
僕が見たのは、もう15年位前の光景なので、今もこんなことが続いているといいなぁと思います。でも、きっと続いていると信じています。
そして時々、宝塚歌劇団の方なのでしょうが、別世界に生きているような美人でスタイルの良い女性がオーラを放ちながら乗ってました。光り輝やく満月のような感じです。一緒にいた上司が、「あの人は宝塚の方に間違いない!」と、つぶやいてました。(←根拠なし。)
そういえば、今でも思い出すと笑ってしまうような阪急電車でのエピソードがあります。
僕が切符を購入して、改札に向かおうとした時に、切符を取り忘れたことに気がつきました。「あ!しまった!」と思い、すぐさま引き返してその販売機のところにいって「ごめん、これ僕の切符なんです」と、知らないおじさんから切符をもらいました。
その人も勢いに押されて切符を差し出したのですが、よくみたら反対側の手に自分が購入した切符を持っていたのです。そのおじさんに切符を返して、平謝りに謝って、電車に乗りました。めちゃめちゃ天然色のエピソードです。相手が良い人で良かったなぁと思います。
すいません。話が逸れたので戻しますね。
「阪急マルーン」開発に込めた想い
ナガサワ文具センターさんの想いを引用させていただきました。良い感じですね。
「阪急マルーン」は、こんな色です。液だまりの濃い色も、薄いところも、あの阪急電車そのものでノスタルジックな思い出と錆びた匂いがしてきそうです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。