僕のツイッター友達から「ゼムクリップのことを語る前には文具王:高畑正幸さんの『文房具語辞典』の100ページ目を読んでみてよ」とコメントをもらいました。こういうコメントありがたいです。
ゼムクリップ スチール製の針金でできた2重に巻かれた長円形のクリップ。特許は出願されておらず起源は不明だが、1899年にアメリカのウィリアム・ミドルブックがこの形のクリップを自動製造する機械の特許を出願しており、1890年頃には存在していたと思われる。ゼム(gem)という呼称はこのクリップの販売で成功したイギリスのクラッシュマン&デニソン社が、1892年より使用したブランド名に由来している。(文房具語辞典 引用)
こんな風に書いてありました。僕の過去記事と比較して、今日はこの「ゼムクリップ」について勉強しましょう。
ゼムクリップのゼムとは何のことだろう?
ふっと頭に浮かんだ疑問です。「ゼムクリップのゼムって、何だろう?」こんな素朴な疑問に文房具好きとして答えられないのは恥ずかしいので、速攻調べました。その結果をアップさせていただきます。こういう語源は面白いですね~。
この下の画像が、みなさんご存じの「ゼムクリップ」です。どこにでもあるクリップですが、結構使いますよね~僕は自分の専用ホルダー(マペット社)を買って来て、そこに入れてますがすぐになくなってしまいます。
昔、じいちゃん達がクリップのことを「ゼム」と呼んでいました。僕には最初何のことか分からなかったんですが、クリップのことだと教えてもらい不思議な気持ちになったことを思いだします。さて「ゼム」って何でしょうか?
ゼムって何から由来した言葉ですか?
結論は、会社名でした。イギリスで1890年頃にゼム・マニュファクチュアリング・カンパニー(The Gem Manufacturing Company)が発明したというのが通説のようです。そのゼム社のゼムが「ゼムクリップ」となったのです。
一般的に使われている細長い長円形のクリップ(上の画像のもの)は特許が取得されておらず、誰が発明者かはっきりしていないそうですが、このゼム社の痕跡はしっかり残っているので、この言葉も残ったみたいですね。
なんと、スウェーデン語では全ての文房具のクリップをゼム(gem)と呼んでいるらしいです。日本でも陶器を全部「瀬戸物(セトモノ)」と呼んでしまう人がいますが、それに似てますね。大ヒット商品だったんでしょうね。
クリップの素晴らしさ
実は僕はクリップもたくさん集めています。ミドリデザインフィルカンパニーが出した動物クリップシリーズはほとんど買いました。クリップは人から人に渡っていく不思議な文房具だと文具王:高畑さんはおっしゃいましたが、その通りです!
「この人からもらったクリップだ」とか、「この人には特別にこのクリップを付けよう」とか、考えるだけでも素敵ですよね~。僕は特別な人には絶対にスペシャルなクリップを付けるようにしています。
下の画像は「ペンギン柄」ですが、自分にだけこんなクリップがついていたら嬉しいですよね。ゼムクリップは安くて最高のクリップです。それ故にじゃんじゃん消費されますが、ちょっと遊び心を持ったアイテムもたまにはいかがでしょう?
すいません。
ちょっと話題が逸れましたが「ゼムクリップ」の語源はよくわかりましたね。
そんな愛しいクリップと一緒に旅してみたいものですね(^^)
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。読者の方に感謝です。
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