今日は「安くて良い文房具」について、コラム的に書いてみます。とても安い値段で買えるのに、役に立つ、日常に欠かせない文房具について考察してみますね。
この写真は、文房具に囲まれて満足げな筆者というタイトルで撮影してみました。撮影に巻き込まれたペンズアレイタケウチのスタッフの皆さん、お騒がせしました。
有名な松下幸之助さんの「水道哲学」
ちょっと重たい話から入りますが、一時期松下幸之助さんの本を読み漁りました。とても地味な言葉で綴られているのですが、哲学的で、自分の中に浸透してくる感じが大好きです。彼の本で『道をひらく』は社会人必読の書として有名です。
その中に「水道哲学」という考えがあります。これは、商売するものの使命は何かということを端的に表現しています。その考えは、この世から貧乏をなくすこと、世の中を豊かにすること、物質面から人々を救うこととしています。
「いわば水道水の水のように、いい物を安くたくさん作るということは、いつの時代でも大事なことやで。」実際にこんな言葉としては残っていないのですが、時代が移り変わっても、彼の教えって大事にしていきたいものの一つだと考えます。
松下幸之助さんは家電でこの夢を実現しようとしました。でも、文房具ならもっと簡単に実現させられるし、現に実現してしまっているものもたくさん流通していると思います。今日は、そんな話を展開していきます。
なんとゼムクリップは1円以下です
例えば、この「ゼムクリップ」は1円しません。1円しないということは、1個買おうとすると現行の流通通貨で買えないということになります。どこの国でどんな設備で作っているのか知りませんが1時間あたり3000個以上作るんでしょうね。
製作している現場の人件費と稼働費用、そして設備償却費などの合計が1時間あたり3600円を切って、1時間に3600個製作できる技術があると、初めて原価として1円を切る商品が出来上がります。これってなかなか実現できない技なんです。
もちろん無人設備で昼夜を問わず作り続けていると思います。これぞ「水道水」のように、ものの値段を大幅に引き下げるために工夫しているといえます。この努力によって、僕らは安心してゼムクリップを使うことができるのです。
仲間に安くてよいものを聞いてみた
僕の文房具仲間に「安くていい文房具」って何?と、聞いてみました。その道の有名人たちが集まっているので、面白い回答が期待できそうです。でも、返ってきたコメントは非常に真面目なものばかりで、よくよく納得させられました。
紹介させていただきますね。
- 半紙・・・10円を切るやすさは、この上ないです。
- ゼムクリップ・・・大学の生協で1個1円で売っていた記憶あり。
- プラチナ万年筆「プレピー」・・・¥300の万年筆。
- 消しゴム・・・seed 3個入りパックとか。
- コクヨ「測量野帳」
- ダブルクリップ 極豆サイズ
- ホッチキスの針
- コクヨ「200枚入りルーズリーフ」
- パイロット「Vコーン」・・・直液式の最高峰。
- コクヨ「キャンパスノート」と国産ボールペン
- 指サック
- フリクションポイントノック
- ブレン・・・100均の店でも売ってるそうです。
僕は「測量野帳」「ゼムクリップ」「スケッチブック」「プレスマン」が、使い易い割に安すぎないかと感じていました。価格が下がりすぎるのも良くないことです。世の中の取引価格が適正であり、しわ寄せが弱者にいかないことを切に望みます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。
明日からのブログの中でコツコツとこの「安くて良いおすすめ文房具」について触れていきたいと思います。誕生秘話などが、このブログの中で紹介できたら良いなぁと思います。