『本と文房具とスグレモノ』

文房具は、身近で安価で即効性のある成長アイテムです。毎日、情報を発信してます。

【あれ?僕があげたペンだよ】父からゼブラ「サラサグランド」をお土産にもらいました

文房具ブロガーの猪口フミヒロです。

夏休みに、僕の田舎へ帰省してきました。僕の田舎は、愛知県の知多半島にある美浜町です。海と山に挟まれた、静かでのんびりした場所。都会のような便利さはありませんが、空が広くて、時間がゆっくり流れているようなところです。

「これぞ田舎!」という感じですね。潮の流れが変わったせいか、昔は遠浅で綺麗な砂浜だったのですが、それが消滅していました。海水浴客も海の家も激減していたので、ますます静かな場所になりつつあります。弟と一緒に眺めて唖然としました。

僕の両親は、80歳をゆうに超えていますが、今も元気に暮らしています。農作業を楽しみながら、毎日をマイペースに過ごしている。僕から見ると、あまりストレスがなさそうです。このまま元気で長生きしてくれたらいいなぁ、と帰省するたびに思います。

父の趣味は「日記を書くこと」

そんな僕の親父には、ちょっと変わった……いや、とても素敵な趣味があります。それが「日記」です。農作物の植え付けをした日。何を収穫したのか。誰に会ったのか。誰から何をいただいたのか。その日の出来事を、とにかく細かく記録しています。

しかも、親父が使っているのは、3年間の出来事を見渡せるタイプの日記帳。だから、日記をめくりながら、「去年の今日は、これを植えたな」「この日は○○さんが来たな」なんて話をしています。これが実に面白い。こんなマメな人間とは思いませんでした。

僕なんて、去年の今日何をしていたかなんて、ほとんど覚えていません。スマートフォンの写真を見返して、「ああ、こんなことしてたんだ」と思い出すくらいです。それに比べると、親父の日記には、その日の出来事がちゃんと残っています。

記録するって、すごいことだなと思います。

そんな父にプレゼントしたボールペン

書くことが好きな親父なので、数年前に僕からボールペンをプレゼントしました。それが、ゼブラの「サラサグランド 0.4mm」です。僕自身も気に入っているボールペンです。軸には真鍮が使われていて、適度な重さがあります。バランスもいいです。

それによって、手に持ったときに適度な安定感があって、書いていて気持ちいいです。そして何より、ジェルインクなので、あまり力を入れなくてもスラスラ書けます。毎日日記を書く親父には、ちょうどいいんじゃないかなと思ってチョイスしました。

このボールペンの仕様は、

  • サイズ:最大軸径10.3×全長144.0mm
  • 重量:24.0g
  • 軸素材:真鍮(塗装仕上げ)
  • インク:ジェルインク(水性顔料・黒)
  • 価格:税込1,100円

となっています。

(※価格などは購入時に最新情報をご確認ください。)

少し高級感のあるボールペンなので、プレゼントにも向いていると思います。当時、親父も「これ、書きやすいなぁ」と喜んでくれていた……はずです。もう3年くらい前のことなので、僕の記憶も少々あやしいのですが(笑)。

「お前、こういうの好きだから持っていけ」

そして今回の帰省。いつものように親父と話をしていると、「お前、こういうの好きだから持っていけ」そう言って、お土産を渡してくれました。何だろうと思って見ると……

ボールペンでした。しかも、ゼブラの「サラサグランド」。

「あれ?」一瞬、頭の中が止まりました。

「いやいや、これ僕があげたやつだし……」心の中で、そうツッコミを入れました。でも、親父はそんなことをすっかり忘れている様子。僕が以前プレゼントしたことを説明しても、「そうだったか?」という感じです。まぁ、そうですよね。3年も前の話です。


毎日使うものの中のひとつになっていたら、誰からもらったかなんて、いちいち覚えていないかもしれません。だから僕も、「ありがとう!こんな高そうなの、いいの?」と、そのまま受け取ることにしました。なんだか、おかしくて笑ってしまいました。

でも、なんだか嬉しかった

よく考えてみると、僕がプレゼントしたボールペンが、何年か経って僕のところへ戻ってきたわけです。なんとも不思議な話です。「これ、僕があげたんだけどなぁ」と思いながらも、なぜか嫌な気持ちにはなりませんでした。むしろ、嬉しかったのです。

親父が毎日日記を書くためにプレゼントしたボールペン。そのペンが、今度は僕の手元にある。そう考えると、なんだか小さな思い出まで一緒に渡してもらったような気がします。次に帰省したときには、新しいボールペンをプレゼントするつもりです。

今度はちゃんと、「これは僕がプレゼントしたんだからね」と言っておこうかな(笑)。

父の日記を、一度じっくり読んでみたい

親父の日記を見ていると、もうひとつ気になることがあります。とにかく細かい字で、びっしり書いてあるんです。しかも、ただ書くだけではありません。インデックスまで作って、後から検索しやすいように工夫しています。

さすが、長年書き続けている人は違います。何年分もの日記を見返せば、家族の出来事だけでなく、畑のこと、季節のこと、近所の人との付き合いなど、いろいろな記録が残っているはずです。

僕も一度、時間をつくって親父と一緒に日記を読み返してみたいと思っています。

「このとき、こんなことがあったな」

「この野菜、こんなに早く植えていたんだ」

そんな話をしながらページをめくる時間は、きっと楽しいでしょう。もしかしたら、それは特別なプレゼントを買ってあげるよりも、親孝行になるのかもしれません。

「書く」ということは、思い出を残すこと

文房具を紹介するブログを書いていると、どうしても「書きやすさ」や「デザイン」、「価格」などに目が向きます。でも、今回のことで改めて思いました。ペンは、ただ文字を書くための道具ではありません。

誰かの毎日の記録を残したり、思い出を残したり、未来の自分に何かを伝えたりする道具でもあります。親父が何年も書き続けている日記も、僕がブログを書いていることも、根っこの部分では少し似ているのかもしれません。

書いたものは、時間が経ってから読み返すことができます。そして、そのときに「あの頃はこんなことを考えていたんだな」と、もう一度その時間に戻ることができます。そう考えると、「書く」という習慣は、なかなかいいものです。

今回、僕がプレゼントした「サラサグランド」が僕の手元へ戻ってきたことで、そんなことまで考えさせられました。次に帰省したときは、新しいボールペンを持っていこう。そして今度は、親父の日記を一緒に読もう。

そんな小さな約束を、自分の中でしておきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これからも、文房具を通して、ちょっとした出来事や、日々の暮らしの中で感じたことをお届けしていきます。また遊びに来てくださいね。

あわせて読んでいただきたい関連記事

www.fumihiro1192.com

www.fumihiro1192.com

www.fumihiro1192.com

www.fumihiro1192.com