
文房具ブロガーの猪口フミヒロです。暑い日が続きます。僕の住んでいる街(愛知県岡崎市)の花火大会が終わりました。街中が大パニックになるので、大変なのです。最近は、地元の人たちはテレビ中継を見るだけで済ませている人が多いみたいですね。
本当は市民が楽しむためのものであるべきなのに、残念なことですが仕方ないですね。岡崎市民の人たちが河原や玄関先に椅子などを持ち出してゆっくりと眺め楽しむ夏の風物詩に戻してもらいたいものです。そんなことを思っているのは僕だけですかね。

スタイラスツーウェイです
今日は、紙にもiPadにも切り替え時間「ゼロ秒」で書ける、ゼブラ株式会社の最新ペン「スタイラス ツーウェイ」を紹介させていただきます。
この商品は、実に5年の歳月をかけてゼブラとエレコムが共同開発した新発想のスタイラスボールペン。アナログ(紙)とデジタル(タブレット)の両方を行き来する、まさに現代のための筆記具です。
僕もこの話を最初に聞いた時には「インクで画面が汚れたりしないの? 本当に両方で使えるの?」と半信半疑でした。文房具仲間からも「すぐに調べて記事にするように!」と指示が出たほどです(笑)。
さすがはゼブラさん、発想が素晴らしいです。デジタル全盛の時代にボールペンをなくすのではなく、「デジタルとアナログを両立させる」という新しい選択肢を作り上げてくれました。
今回は、見た目は長めのボールペンであるこの「スタイラス ツーウェイ」の気になる実力を、じっくりレビューしていきます。
まだまだ残る「紙媒体」と「デジタル」の隙間
学校やオフィス、製造現場など、GIGAスクール構想や業務効率化によってタブレットの導入が一気に進みました。
GIGAスクール構想の「GIGA」は、Global and Innovation Gateway for All(グローバル・アンド・イノベーション・ゲイトウェイ・フォー・オール)の略で、「すべての子どもたちのための、世界につながる革新的な扉(入り口)」という意味です。
教育現場ではタブレットで授業を受け、工場や店舗では生産数の集計や段取りを画面上で確認するのが日常になっています。
しかし、その一方で配布物や申請書類、急なメモ書きなど、「どうしても紙媒体でコメントやサインをしなくてはならないシーン」も根強く残っていますよね。
タブレット用のスタイラスペンを持ちながら、紙用にボールペンも持ち歩く……。この「ペンの持ち替え」や「ペンケースの入れ替え」って、地味にストレスで面倒なポイントでした。ゼブラとエレコムは、まさにこの隙間に着目したのです。


逆転の発想!「つる滑り現象」で切り替えゼロ秒を実現
「紙には書けるのに、どうしてタブレットの画面は汚れないの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
その秘密は、ゼブラが着目した「つる滑り現象」にあります。
通常、ボールペンはペン先のボールが紙の上で「回転する」ことでインクが出てきます。しかし、つるつるしたガラス素材(タブレット画面)の上では、ボールが回転せずにすべってしまうため、インクが出ません。
ゼブラはこの「つるつるした上ではインクが出ない」という現象を逆手にとりました。
- 紙の上: ボールが回って、普通のボールペンとしてインクで書ける。
- タブレットの上: ボールが滑って回転しない(=インクが出ない)ため、画面を汚さずにタッチペン(スタイラス)として機能する。
つまり、スイッチの切り替えやパーツの付け替えが一切不要。 紙から画面へペン先を移動させるだけで、そのままシームレスに書き込めるという画期的な仕組みなのです。まさにすごい発明ですよね!

「スタイラス ツーウェイ」の主な特徴とスペック
ここで、気になる仕様をまとめておきます。 調査してみたところ価格はオープン価格となっていますが、文房具店などで確認した実売価格は15,000円前後とのことです。
- 切り替え不要: 紙にもiPadにもノックや切り替えなしでそのまま書ける
- 1本2役: ボールペンとスタイラスペンを完全兼用
- バッテリー: 約30分の充電で約7時間使用可能
- カラー展開: ホワイトとブラックの2色
- 便利機能: ペン本体のマグネットでiPad側面に吸着可能
実際に使ってみましたが、iPad上で滑らせても本当にインクは出ず、画面も綺麗なままでした。(※念のため、メーカー指定の保護フィルムをご使用いただくことをおすすめします。)
また、筆記中に手が画面に触れてしまっても誤作動しない「パームリジェクション機能」も備わっています。画面に手を置いたままサラサラと書けるので、ストレスがありません。
詳細なスペックや仕様については、ぜひゼブラの公式サイトもあわせてチェックしてみてくださいね。 (参照:https://www.zebra.co.jp/sp/stylus2way/ )


これからの「筆記具」と文房具のあり方
僕は毎日文房具の記事を書いて発信していますが、最近の機能性文房具は本当に進化が目覚ましいです。一方で、技術が詰まった最新商品はそれなりの価格になりますし、人気で手に入りにくいものも増えました。
個人的には、日本の知的文化レベルを維持し、教育環境を向上させていくためにも、文房具はできるだけ安価であってほしいという思いもあります。
しかし、スマホやタブレットで効率よく学び、仕事をする時代において、こうした新しいツールへ投資していくことは時代の流れなのかもしれません。
たとえば、将棋のプロを目指す世界でも、現在は生成AIを活用して攻め手や手順を学ぶのが当たり前になっています。それと同じように、「デジタルの便利さ」と「手書きの良さ」のいいとこ取りをして、自分の能力を伸ばしていく時代に入っていると感じます。
「スタイラス ツーウェイ」は、まさにそんなデジタル時代とアナログ文化を心地よくつないでくれる、これからの新しい筆記具の姿を見せてくれました。
(※今回はゼブラさんに商品をお借りしてレビューを執筆しています。記事内容はYahoo!ニュースのガイドラインに基づき、公平中立に制作しています。)


