『本と文房具とスグレモノ』

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生成AI時代だからこそ響く「本物」の力。昭和のオフィスから令和まで現役の、あの名作サインペンの話です

「悪貨は良貨を駆逐する」という経済学の格言があります。これは「グレシャムの法則」で、高校の頃に社会の先生に教わりました。品質の悪いものが市場に出回ると、結果的に品質の良いものが姿を消してしまう経済現象を指す言葉です。確かに真理ですね。

しかし、健全な社会であれば、その逆も十分に起こり得るはずです。つまり、「良貨が悪貨を駆逐する」という現象です。僕たちが本物を見極める目を養い、そうした社会を作ることが理想の姿であり、それを政治活動は下支えすべきではないでしょうか。

本来、優れたものには粗悪なものを淘汰する力があるはずです。多くの人が「良いもの」を選んで購入すれば、量産効果で価格が下がり、さらなる改善や投資を呼び込んで進化が生まれます。こうした好循環を通じて、良いものは世界へと伝播していくのです。

「デザインは問題を解決する」と言われます。貨幣でなければ、その動きはますます加速されていくはずだと思います。良いボールペンは、悪くて使いにくいボールペンを駆逐するのです。これは当たり前の姿です。そうなっていないなら注意してくださいね。

今まさに求められているのは、この力です。経済も政治も、本来は「人類の幸せ」という目的に向かってベクトルを合わせるべきです。そのベクトルを整え、仕組みを再構築することこそがデザインの役割であるはずですよね。ちょっと考えてみましょう。

これからの時代は、さらに生成AIが台頭して、今よりももっと偽物が横行する時代になるでしょう。でも、その偽物を駆逐する力が本物にはあります。その本物になるために自分を磨きましょう。その筋道を後輩に教えてあげるのも、僕たちの大事な役割です。

今日もそんな前置きから文房具紹介を始めていきます。よろしくお付き合いください。

新入社員当時の思い出です

僕の新入社員時代の課長が亡くなったと、息子さんが教えてくださいました。その課長さんはもう88歳。好きなゴルフを思う存分楽しんで、往生されたとのことです。幸せな人生だったと思います。謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌。

配属された瞬間に変な匂いがするなぁと思ったら、その課長が吸っていた「ピース」というタバコの煙の匂いでした。とてもクセのある匂いでした。これから、この匂いと付き合っていかなくてはいけないとかと思うと、ちょっと気が重くなりました。

両親から「せっかく、良い会社に入れたんだから辞めるなよ」と釘を刺されていました。バブル真っ盛りで、再就職できそうなところもたくさんあったのでフラフラとしていたのですが、このタバコの匂いのせいで気持ちが毎日揺らいでおりました。

今では考えられないような環境ですが、課長の机には大きな灰皿が置いてあって、モクモクとタバコを吸いながら仕事をされていました。計算尺とか使っている不思議なひとでした。そんな時代に僕はこの「ぺんてる サインペン」を愛用していたのです。

品質は最高です

昔の職場は、これを箱買いしていました。赤と黒があって、自由に使えたのです。僕の入った職場では、鉛筆を使うことは論外でした。基本は、ボールペンで書くように指示されていたのです。そして、サインペンも使える許容範囲内に入ったいたと思います。

やすいし、裏移りしないし、書きやすい。三拍子揃ったサインペンです。

このサインペンは、1963年の発売当初は日本でなかなか売れず、アメリカの国際見本市に持ち込んだところ、当時の大統領(ジョン・F・ケネディ)が試筆して気に入ったことから世界中で大ヒットした、という有名な歴史があるんですよ。

こちらから買えます

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。これからも、この文房具ブログを読んで応援してくださいね。みなさんの後押しが僕の継続の原動力です。よろしくお願いいたします。

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