
中学生の頃に読んだ小説の話です。デッサンを消すためにパンを購入していたのに、店員さんが気を利かせてバターをたっぷりと塗り込んだために、作品が台無しになってしまったという物語がありました。このなんともはかない展開を、よく覚えています。
それにしても、パンなどで消えるのだろうかと思っていました。濃い鉛筆で書いたものはこすっても消えないのだそうです。柔らかいもので絡めとるようにしなくては、消えずに余計に汚くなってしまうのだそうです。実に興味深い文房具の話であります。
今日、この文房具ブログに書きたかったのは「消しゴム」です。
「消しゴム」の歴史は、書く文化の発展とともに進歩してきました。現在のようなタイプが登場する以前、人々はパンくずを使って鉛筆の線を消していたのです。18世紀のヨーロッパでは、柔らかいパンが消す道具として広く使われていたのです。
本当でしょうか。驚くべき世界ですね。実際にその世界を垣間見てみたいものです。

消しゴムの発明について
「消しゴム」の普及の始まりは1770年です。イギリスの科学者であるジョゼフ・プリーストリーが、天然ゴムに文字を消す性質があることを発見しました。彼はこの素材を「ラバー(rubber)」と呼びましたが、これは「こする(rub)」に由来しています。
ただし、この時代の天然ゴムはすぐに劣化してしまい、実用性には課題がありました。文房具として使い続けるに耐えうる新しい工夫が必要だったのです。この新しい発想が出てくるまでに、70年ほどかかりましたね。なかなかすぐにはいかないものです。
1839年にアメリカの発明家であるチャールズ・グッドイヤーが「加硫」という技術を発明します。これはゴムに硫黄を加えて加熱することで、耐久性や弾力性を大幅に向上させる方法です。これによって、消しゴムは実用品として普及したのです。
さらに19世紀後半には、鉛筆の後ろに消しゴムを取り付けるアイデアも登場し、筆記具としての利便性が大きく向上しました。現在では、プラスチック消しゴムや練り消しなど、多様な種類が開発され、用途に応じて使い分けられています。
このように、消しゴムは素材の発見と技術革新によって進化し続け、私たちの日常に欠かせない文房具となっているのです。最近の「消しゴム」は実によく消すことができます。こんな時代になるとは、その当時の人たちは夢にも思わなかったでしょうね。

Yahoo!ニュースに書いた記事です
先行して、こちらにも記事を書きました。僕は、Yahoo!ニュースエキスパートとして活動しています。専門は文房具です。毎日書いていますので、ぜひ応援してください。よろしくお願いします。コメントやいいね!は、大歓迎です。活動の励みになります。

自分に合った消しゴム
消しゴムで消えるということは、ノートの紙の上に乗っている成分を絡めとっているということです。ゴムが紙との摩擦で削れる時に、一緒に黒鉛成分も絡め取られるのです。だからこそ、僕たちは安心して書いて消すことができるのです。
間違えても消せるって、すごいことですよね。
自分の握力や握り方を加味して、消すスピードを確認しましょう。その度合いによって、どの柔らかさの消しゴムを使うのかチョイスするのです。きっとちょうど良い消しゴムが見つかると思いますよ。ぜひ、試し消しして最適を見つけてくださいね。

あなたにとって消しゴムは柔らかい方がいいですか、それとも硬い方がいいですか。僕はちょっと硬めの方がよく消えると感じます。
僕が大好きな消しゴムはこれです!僕にちょうど良いんですよね。

まずは、自分の消す力加減を把握して、どのくらいの硬さの「消しゴム」が一番好きなのかを決めましょう。仮決めでも構いません。それをベースにして試し消ししながら、自分に一番合ったものを探し当てていきましょう。
文房具屋さんの試し消しコーナーで目星をつけて、自分に合いそうな消しゴムをどんどん購入して試してみましょうよ。その時間も絶対に損ではないですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。これからも、この文房具ブログを読んで応援してくださいね。みなさんの後押しが僕の継続の原動力です。これからもよろしくお願いいたします。
