『本と文房具とスグレモノ』

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「万年筆を愉しむ会」構造や歴史を知るとますます万年筆が好きになります

2025年4月26日(土)11時から、ペンズアレイタケウチさんで開催された「万年筆を愉しむ会」に参加させていただきました。とても興味深い企画でしたので、参加して良かったです。これからの僕の文房具ブログを書く活動の糧になると思いました。

アジェンダは、以下のように流れていきました。

  • 自己紹介
  • パイロットの歴史
  • 万年筆基礎講座
  • 他社製品書き比べ
  • パイロット製品自由書き

僕は嬉しくて嬉しくて、かなり長い時間しゃべってしまったようです。運営の方達も止めにくかったでしょうね。すいません。この場をお借りしてお詫び申し上げます。でも、このイベントのおかげでますます万年筆が好きになりました。

万年筆で書いた字が一番綺麗に見えるし、上手に書けると思います。ペン先がよく見えて、トメ・ハネ・ハライが美しいことが理由でしょうね。万年筆なら、しっかりと書こうとする気持ちも強くなっていることも影響しているんでしょうね。

気になったカラスグチというもの

万年筆のことを教えていただいている中で「カラスグチ」というものが出てきました。聞いたことはあるけど、知りません。ちょっと調べてみますと、これは万年筆の原型になるんでしょうか。もう少し深掘りして有識者の方にも聞いてみますね。

「カラスグチ」は、製図やデザインの分野で使用される特殊な描画用具の一種だそうです。正式には「烏口(からすぐち)」と書きます。名前の由来は、先端がまるでカラスのくちばしのように見えることから、こう呼ばれるようになったそうですよ。

細い金属板が二枚向かい合う形で構成され、その間にインクを含ませて線を描きます。ペン先の開き具合をねじで調整できるため、線の太さを非常に精密にコントロールできるのが特徴です。これって、パラレルペンの構造と似ているのではないでしょうか。

主に製図などの世界で、極めて正確な線を要求される作業に用いられてきたのです。万年筆やボールペンとは異なり、筆圧に頼らず一定量のインクを流すため、均一な線幅を維持できる点も大きな魅力です。こんな道具があるんですね。探してみますね。

もし、知っていらっしゃる方がいらしたら教えてください。よろしくお願いします。

パイロット創業物語

今回のイベントは、株式会社パイロットコーポレーションの設計・企画・営業の方が、大きくテコ入れしてくれてました。このような方達と会話する機会など、ほとんどないので、楽しい時間でした。社員のみなさんは、崇高な考えの持ち主でしたよ。

自社製品と会社の歴史に誇りを持って仕事されているのが、ひしひしと伝わってきます。モノを売る人ってこうでなくてはならないと思います。良いモノを作り上げて、正しい値段で売る、そして文化レベルを引き上げていくのがミッションですから。

もちろん、会社利益もそこにはありますが、手のひらに収まるような小さな筆記具に技術を結集し、世界のどこにも負けない輸出品を作り日本を反映させていく。この高い志が、日本を支えてきたのだと思わせてくれるプレゼンでした。ありがとうございます。

書くことに対する感情について

古代文明を感じさせるラスコーの壁画、ご存知ですよね。クロマニヨン人たちが本当にこの壁画を描いたとするならば、どんな情熱に押されて描いたのでしょうか。それは、圧倒されるような獲物に対する感動だったのではないかと推測します。

万年筆を使って字を書き残すということは、そんなことに近い感情ではないかと思います。この続きは、また明日以降書きますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。

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