会社関係の方のご不幸があった時に、先輩から「ちゃんと薄墨で書いていくように!」とご指導を受けました。そんなことどっちでも良いじゃんと思っていた僕にとっては、とても刺激的なコメントをいただいたなぁと良い思い出になりました。
今日はそんな大人の豆知識について、あれこれ書いてみますね。
「墨」と「うす墨」の使い分け出来てますか?
僕は、社会人になっても長いこと「うす墨」を知りませんでした。会社で急に香典をださなくてはならない事態が発生しても、総務で香典袋を購入し、ぺんてるのサインペンで堂々と書いておりました。今思い返すと、とっても恥ずかしいです。
では、どうして香典には「うす墨」なんでしょうか?
今回はそんな皆さんの日頃の素朴な気持ちを御答を期待します。
薄墨の理由としては、本来は,きちんと墨を摺って濃い文字で書くべきところなのですが,あまりの悲しみで力が入らずという意味や、悲しみの涙が硯に落ち,摺っても摺っても薄くなってしまい,薄墨で書かざるを得ませんでした。という意味合いから,薄墨でも良いとされたものです。
したがって「香典袋は薄墨で書く」という決まりは,特にありません。
なるほど、「うす墨」でも良いという風習から今に至っているのですね。ということは「うす墨」でなくても良いということになってしまいますが、今まで何十年もやってきた習慣なので今更やめられないといったところが本音でしょうね。
急にサインペンで黒々とした字で出すのは違和感が残ります。堂々とサインペンで書いていたときにこの情報を得ていたなら「どちらでも良いんだよ!」と胸を張って言えたんでしょうが、一度日和ってしまった我々には後戻りできませんよね。
こういう僕たち世代の強い味方を紹介します。
それはぺんてるの「慶弔サインペン」です。
にじみにくい顔料
インキ和紙の金封に書いてもにじみにくい耐水性に優れた顔料インキを使用しています。※当社比
しっかりとしたペン先
筆に不慣れな方でも簡単に扱える、しっかりとしたサインペンタイプのペン先です。
「墨」と「うす墨」のツインタイプ
祝儀袋から一般宛名書きまで使える「墨」(慶事用)と香典袋などに使える「うす墨」(弔事用)がツインになっているので、これ一本あれば全ての冠婚葬祭に使えます。
用意周到な僕は自分の名前だけは自信があります
これも若かりし日に、あまりに自分の名前を上手に書けない恥ずかしい思いをしたために、僕は「美文字クリニック」で練習を繰り返しました。そして何度もお手本を前にして反復練習を重ねた結果、結構な字が書けるまでに上達しました。
そういうの大事ですよね。
この「慶弔サインペン」でも、そこそこの字を書く自信はあります。
出来ればお祝いの方で、僕の字を披露できる日が早々に来ることを願ってます。